イクメン推進シンポジウム 10月17日(金)開催!
2014/10/12
働くパパを応援する企業や上司を表彰! 10/17(金)「イクメン推進シンポジウム」開催!
新たに「イクボスアワード」と
「イクメンスピーチ甲子園」を実施!
厚生労働省雇用均等・児童家庭局職業家庭両立課では、育児を積極的に行う男性〝イクメン〞を応援する「イクメンプロジェクト」を推進してきました。その一貫として、働きながら安心して子供を産み育てることができる労働環境の整備を促進するため、昨年度より「イクメン企業アワード」を実施しています。「イクメン企業アワード」では、男性の仕事と育児の両立を積極的に推進しつつ、業務改善を図る企業を表彰し、その取り組みをホームページや広報誌などで広く紹介しています。
初代グランプリには、花王株式会社(東京都)、医療法人社団三成会(福島県)が選ばれ、特別奨励賞を受賞した有限会社COCO-LO(群馬県)、ソフトバンクグループ通信3社(東京都)、第一生命保険株式会社(東京都)、明治安田生命保険相互会社(東京都)、株式会社リコー(東京都)とともに、表彰されました。今年度は、8月下旬まで募集し、現在選考を進めているところです。
男性の仕事と育児の両立を促すためには、やはり、職場内での業務改善や働き方の見直しが重要です。業務改善や働き方の見直しによるワーク・ライフ・バランスの実現は、育児中の社員だけでなく他の社員の心身も健やかにし、業務改善による経営効率の向上にもつながることを、今後も企業に広く浸透させていきたいと考えています。
また、今年度より新たに「イクボスアワード」と「イクメンスピーチ甲子園」を開催します。〝イクボス〞とは、部下の育児と仕事の両立を支援する上司や経営者のこと。「イクボスアワード」は、「部下が育児と仕事を両立できるよう配慮し、部下の育休取得や短時間勤務などがあっても業務を滞りなく進めるために業務効率を上げ、自らも仕事と生活を充実させている管理職」を募集し、表彰するものです。
一方、「イクメンスピーチ甲子園」は、働きながら育児をする男性から、育児と仕事の両立についての工夫や育児の楽しさなどのエピソードを募集し、書類審査を通過した3名で、スピーチによる決勝戦を行い、優勝者などを決定・表彰するものです。なお、「イクメン企業アワード」と「イクボスアワード」の表彰式、および「イクメンスピーチ甲子園」の決勝戦は、10月17日に時事通信ホールで開催される「イクメン推進シンポジウム」にて実施する予定です。
また、同シンポジウムでは〝イクボス〞をテーマとしたパネルディスカッションも予定しています。イクメン推進に取り組む企業・団体や自治体のご担当者はもちろん、広く一般の方々に参加していただきたいと考えています。参加は無料です。詳細についてはイクメンプロジェクトのHPをご覧ください。
最後に制度面の話になりますが、今年4月から育児休業給付金の給付割合が引き上げられており、育児休業開始前賃金の67%(休業開始から6ヶ月間。夫婦で半年ずつ取得すれば合わせて1年間)が給付されます。育児休業給付金が非課税であること、育児休業中は社会保険料が免除されることもあり、休業前の手取り賃金と比べると約8割となります。このような情報についても、シンポジウムやセミナーなどを通じて、引き続き発信していきます。
厚生労働省 雇用均等・児童家庭局 職業家庭両立課長
◆両立支援のひろば www.ryouritsu.jp/hiroba/
◆全国のくるみん認定企業www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukin tou/kijuntekigou/
◆イクメンプロジェクト ikumen-project.jp/index.html
◆Twitter公式アカウント @ikumen_project
Text >> FUKA SASAHARA
※FQ JAPAN vol.32(2014年秋号)より転載
(2014.9.22up)