はじめての子連れレストラン マナー&テクニック
2013/08/30
子連れでレストランを楽しむのは容易なことではない。それまでには念入りな準備、周囲への気配り、臨機応変さが大切だ。まずはレストランを楽しむためにしなければいけないマナーやテクニックをガイド。
Grown-up Dining
子連れでレストランを楽しむのは容易なことではない。それまでには念入りな準備、周囲への気配り、臨機応変さが大切だ。まずはレストランを楽しむためにしなければいけないマナーやテクニックをガイド。
Manners01
“子供だから仕方ない”はNG
公の場ということを忘れずに
高級レストランはあくまでも大人の社交場。基本的には子連れは歓迎されないことがあるという認識はしておこう。しかし子連れのあなたを含めて、店内の全員がゲスト。子供が騒いでしまったら、外へ連れ出してあやしたりするくらいの覚悟は必要だ。
Manners02
ドレスコードを楽しもう!
子供だからって気を抜かない
レストランには家族揃って、オシャレして行こう。それを面倒と思うのではなく、逆に洋服選びを子供と一緒に楽しんでしまおう。特に女の子を持つ親であれば、お姫様としてエスコートしてあげれば、その子にとって一生の思い出になるに違いない。
Manners03
周りに気を遣うのは当然。
だから忙しい時間帯は避ける
レストランの入店は落ち着いた頃が望ましい。ランチ後の14~15時やディナー開店後すぐの17~18時。この時間帯ならば、店側のサービスや気遣いも比較的良くなる場合が多い。あらかじめ、レストランの忙しくない時間帯を聞いておくのもDADのつとめだ。
Manners04
店、客への配慮、そして
我が子のための事前確認
レストランを楽しむために、以下の5つの事項は必ず店に事前確認しておこう。①子供の年齢で入店可能か ②子供用の食器やイスはあるか ③専用トイレなどオムツを替えられるスペースが用意されているか ④個室はあるか ⑤子供用のメニューはどんなものがあるかなど、予約時に予測できる範囲で質問しておこう。また、その店員の電話対応の良し悪しによっては、“子連れを迎え入れてくれるか”という店の対応度もわかる。
Manners05
個室をなるべく利用。
ベビーなら尚のこと
個室であれば、子供がグズッたとしても叱ることができるし、ベビーの面倒だってゆったり見られる。ただ個室だからといって気を抜かないように。大人同士の会話に夢中になって、子供が勝手に外に出て走り回るといったケースもあるとか。
Manners06
あなたのしつけは見られている。
それは子供にとっても良い経験
頭ごなしに「騒いじゃダメ」と叱るのではなく、「料理は静かに楽しもう」という具合にポジティブに“諭す”。また「料理作ってくれてありがとう」と、店へ感謝する気持ちも教えて、実際に言わせてあげよう。そんな子供でも実践できるエチケットがあるのだ。
Manners07
レストランに入店する前に、
トイレの場所を把握しておく
子供はいつなんどき、おしっこをしたくなるかは予測不能。だから入店時にはトイレの場所を必ず確認しておくべき。ベビーの場合はオムツが替えられる多目的トイレを探しておこう。店員に聞くのも良い。走って探し回るなんてことにならないように。
Manners08
子供は宇宙人。
騒ぐ前に楽しませてしまえ
子供の好きなオモチャや絵本を用意しておこう。でも子供はすぐ飽きてしまうので、さらに2、3個の予備も必要だ。最近はケータイのアニメ動画なども配信されているので、それを見せてあげるのも手だ。これが意外と上手くいくのは、皆さんもご存じだろう。
Manners09
入店後に困った!では後の祭り。
事前に持っていくものとは
お店の景観を保つためにも、なるべくお店で用意された子供用品を使うべきだが、いざという時のために、エプロン、子供用食器セット、ウェットティッシュ、オモチャなど、育児用品は携帯しておこう。なかでもFQのおすすめは子供用チェアベルト。だがこれは子供用イスをベビー対応に変えてしまう便利アイテムだ。あくまでも社交場なので、レストランの雰囲気を壊さないように、モノトーンのアイテムをチョイスしておくとベター。
Manners10
妻を喜ばせる。
実はそれが一番大切
子連れのレストランは、実を言うと楽じゃない。しかし普段、子育てでお疲れ気味の妻のためにこそ、こんな時は子供の面倒を父親がみてあげるべきだ。そうすることで、やっと妻は存分にレストランを楽しむことができる。もちろん妻とのおしゃべりにも手を抜いてはいけない。子供と一緒だけど、これはれっきとした「家族デート」。デートの主役が女性であり、男性は常に労を惜しんではならないことは、結婚後も前も変わらないのだ。