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【防災士監修】約7割が面倒に感じている?非常用グッズの点検を簡単にする方法とは

昨近、全国各地で多発する自然災害。いつ起こるかわからない災害に備え、子育て中のパパ・ママにとっては子どもの安全を守るためにも防災対策は万全にしたい。今回は、防災グッズの点検方法と注意点について、防災士のさとうりかさんに伺った。

<目次>
1. 防災グッズの点検事情約7割が「面倒」と回答
2. 防災士が教える!点検するメリットと注意点
3. 防災グッズの点検を簡単にする3つの方法

 

防災グッズの点検事情
約7割が「面倒」と回答



プレミアムウォーター株式会社の調査※によると、防災グッズの点検を「面倒」と感じている人は約7割。また、推奨される点検頻度は年4回だが、実際にできている人はわずか2割にとどまっている。
特に、小さな子どもがいる家庭では、日々の育児や家事に追われ、なかなか防災グッズの点検まで手が回らないのが現実だろう。しかし、準備した防災グッズが、いざというときに使えない状態では身の安全を守ることができない。

面倒な作業と思われがちな点検作業だが、実は簡単な方法で負担を減らすことができるそう。防災士のさとうりかさんに、点検のメリットとおすすめのチェック方法を教えてもらった。

※「非常用持ち出し袋の点検・見直しに関するインターネット調査(n=6,504、2025年2月実施)」https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000197.000045997.html

防災士が教える!
点検するメリットと注意点

点検するメリット

① 備蓄品の品質維持
非常食や飲料水、乾電池などは、定期的に点検することで期限切れを防止できる。長期保管をしていると、湿気や劣化でパッケージが破損していることもあるので注意。

② 災害時の即応性向上
懐中電灯やラジオ、モバイルバッテリー等は動作確認を定期的に行うことで、故障の心配がなく、非常時の行動がスムーズになる。

③ 家族の防災意識の向上
家族みんなで点検をすることで、防災意識が自然と高まる。子どもと一緒に中身をチェックしながら「これはどうやって使うのか?」と話し合うことで、防災に対する理解を深める機会にもなるはず。

④ ライフスタイルの変化に対応できる
子どもの成長や家族構成の変化、生活スタイルの変化によって、必要な防災グッズは変わる。赤ちゃんの時は必要だった粉ミルクやおむつが不要になっていたり、家族が増えて人数分の食料が足りなくなっていたりすることもあるため、適切な状態を保つことが必要だ。

具体的な点検方法

① お水・食料
賞味期限・消費期限を確認し、古いものは入れ替える。缶詰やレトルト食品の破損や膨張もチェック。子育て中はミルクや離乳食などを子どもの年齢に合ったものへ入れ替えることを徹底しよう。また、災害時に必要なお水は最低でも1人あたり1日3L×3日分(=9L)とされている。家族分用意するとなるとスペースも必要になるため、ウォーターサーバーなどの定期配送サービスを活用するのもおすすめだ。

② 衣類・防寒グッズ
季節に合ったものか、サイズが合っているか、汚れや破損がないか確認する。

③ 医療品・救急セット
薬の使用期限をチェックし、期限切れがあれば補充する。消毒液や絆創膏の劣化も確認。

④ 貴重品(現金・コピー書類等)
住所変更や家族構成が変化している場合は、書類を更新する。災害時はクレジットカードやQR決済が使えないこともあるため、現金(特に小銭)を適量用意しておくと安心だ。

⑤ 懐中電灯・ランタン・ラジオ・モバイルバッテリー
動作確認&充電残量のチェック。電池の液漏れがないか確認し、必要なら交換する。

防災グッズの点検を
簡単にする3つの方法

点検の必要性はわかっても実際のところ「頻繁に点検するのは大変……」という人も多いだろう。ここでは、防災士のさとうさんがおすすめする、点検の負担を減らす3つの方法を紹介する。

① 備蓄更新のサイクルづくり

食料や飲料水を日常的に消費しながら新しいものを買い足すことで、自然に備蓄の更新ができる「ローリングストック法」がおすすめ。ローリングストック法とは、日常的に食料や生活必需品を消費しながら備蓄を維持する方法のこと。災害が発生した際にも慣れた食事をとることができ、ストレスの軽減にもつながる。
他にも、ウォーターサーバーや定期便の食品を活用すれば、自動的に新しいものに更新され、点検の手間を削減できる。頻繁な入れ替えを防ぐためには、保存期間が長い水や食品を選ぶことも有効だ。

② 「ついでに点検」の習慣化

季節の衣替えや年末の大掃除と一緒に防災グッズもチェックすると、点検の手間を減らすことができる。

③ 点検の意識自体を変える

「防災点検=面倒」という意識を変えるのもポイント。例えば、備える食料を自分好みのものにしておく、点検後は外食やスイーツを楽しむなど、独自のルールや楽しみを設けると習慣化しやすい。

いつ起こるかわからない自然災害。日々の備えと定期的な点検で防災意識を持ち続けることで、家族の安全性は高まるはずだ。新生活が始まるタイミングで、家庭の防災グッズを見直してみてはいかがだろうか。

教えてくれた人

さとうりかさん

magocoro base(まごころベース)代表。「防災をカジュアルに。」をコンセプトとし、事業を展開。防災士/災害備蓄管理士/防災備蓄収納2級プランナー/備蓄防災食調理アドバイザー
magocoro base


文/FQJAPAN編集部

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