タイムマシーン3号・関太さんが語る父親の価値とは?「稼ぎよりも家事で勝負」
2024/12/17
2000年に結成して芸歴25年目を迎える絶賛ブレイク中のタイムマシーン3号、関太さん。福井県のお米「いちほまれ」のシンボルサポーターズを務め、子育て真っ最中の関さんに、「いちほまれ」の魅力やお食事エピソード、子育て秘話などを伺った。
1.お米はぼくの芸の原点
2.「開かずの踏切」のお食事タイム
3.父親の価値は「稼ぎ」よりも「家事」
お米はぼくの芸の原点
――「3号」というコンビ名の由来は、関さんの米3合からきているそうですね。
関太(以下、関):一食に米3合を食べたのが名前の由来で、米はぼくの原点 です。おかげで、日本一美味しい誉れ高いお米「いちほまれ」 のシンボルサポーターズを務めさせていただいております。
――「いちほまれ」を初めて食べたときの感想を教えてください。
関:「米そのものが、ただただうまい!」と感動しました。焼き魚にも合うし、ふりかけをかけるだけでもシンプルに美味しい。これってやっぱり、米そのものの力だなあと感じました。しかも、日本には白いご飯に合う食材がいっぱいありますから。
――相方の山本さんは「いちほまれは、どんなものでも受け入れてくれる懐の深さがある」って語っていましたね。
関:あ、それは僕が楽屋で言ったセリフのパクりです(笑)。
――関さんが「いちほまれ」に合うと思うおかずはなんでしょう?
関:普段は妻が料理を作ってくれるのですが、肉を焼くときは僕の出番です。肉と「いちほまれ」は、本当によく合いますね!
「開かずの踏切」のお食事タイム
――息子さんが「いちほまれ」を食べた時の反応はいかがですか?
関:いま2歳8ヶ月ですが、めちゃくちゃ美味しいそうにパクパク食べています。でも、朝ご飯を食べるだけでも、僕が食べさせると1時間もかかるんです。
――朝食に1時間!? それはなぜ?
関:いや実はね、僕と息子の間には常に遮断機があるんです。彼はいま「踏切」にドハマりしていて、僕が彼にご飯を食べさせようとすると、必ず遮断機がカンカンと鳴りながら僕の前に立ちはだかります。
――遮断機が二人の障壁となっているのですね。
関:息子は両腕で遮断機を作るんですが、これがまた、なかなか開かなくて(笑)。いわば開かずの踏切です。遮断機は一瞬開くので、その隙に素早くご飯を口の中へ入れ込みます。毎回朝ご飯に1時間かかるので、30分のタイマーをかけてみました。
――タイマー効果はありましたか?
関:ぜんぜん。目を離したすきにタイマーを延長するワザまで身につけてしまいました。ただいま親子で攻防中です。
父親の価値は
「稼ぎ」よりも「家事」
――踏切以外でお子さんがハマっていることはありますか?
関:僕の真似っこです。僕がトイレに行くと、尿意がないのに一緒にトイレについてきて、僕がやったように便器に立って流す。僕が髭を剃っていると、髭を剃る。僕がリュックを背負うと、リュックを背負う。とにかく朝の準備にすべて2倍かかかります。
――朝の準備に2倍! それは大変ですね。
関:イラッとすることもありますけど、1時間もすれば、僕にとってすべてが楽しい記憶に変わるんです。昨日なんかは、僕のところに全力で飛び込んできて。それがめちゃめちゃ痛くて。でも、その痛みすら嬉しくて(笑)。オレを倒せるぐらいデカくなったんだなーって、子どもの成長を感じています。
関:この夏、家族で温泉旅行に出かけました。この世に生まれてほんの2年ちょっとした生きていない息子ですが、温泉に浸かった瞬間「あぁぁ〜〜」と気持ち良さげな声を漏らしたんですよ。へえ〜、人間って温泉に浸かると、年齢問わずみんな「あぁぁ〜〜」という声を漏らすんだ!という驚きがありました。
――子育てのモットーは何ですか?
関:頭ごなしに言わないことです。ただ「ダメだよ」ではなく、なぜダメなのか、お友達のおもちゃを使ったらなぜ返さなきゃいけないのか。そういうことまでちゃんと伝えて、それを理解してもらえたらな、と思います。
――ダメな理由を説明するのは大切ですよね。
関:あとは挨拶です。本当にシンプルに、「おはよう」「おやすみ」「いってらっしゃい」「おかえり」「いただきます」「ごちそうさま」。この6つさえ言えたらいいかなっていう感じです。
――最後に新米パパたちへメッセージをお願いいたします。
関:出産とか産後すぐとか、奥さんはこの時期のことを一生忘れません。だから、本当に、みんな、この時期だけでもいいからちゃんと頑張れよ! ということを伝えたいです。子どもっていうのはね、1人じゃなくて2人で育てるものなんですよ、奥さんの手伝いとかじゃなくてね。あ、これ、全部奥さんに言われたことです(笑)。
――奥さんの言葉は深いですね。
関:「どんだけ仕事しようが、10億円稼ごうが、育児をやってなかったら0点なんだ」と、妻から言われています。うちの奥さんにとって、僕が年収1億だろうが10万だろうが、そんなに変わらないんですよ、きっと。どんだけ家で家事をするか。それが勝負です。
プロフィール
タイムマシーン3号 関太(せき・ふとし)
1979年8月5日生まれ。身長163cm・体重115kg。群馬県吾妻郡六合村出身。血液型B型。趣味は、銭湯、イラスト、しいたけ栽培、ひげ抜き、バイク移動。特技は、ダーツ、ソフトテニス、スキー。
タイムマシーン3号Official YouTube Channel
DATA
いちほまれ
「こしひかり発祥の地」福井県が新たに開発した高品質のブランド米。「日本一(いち)美味しい、誉れ(ほまれ)高きお米」という意味が込められている。粒感ともちもち感のバランスと程よい甘みが特徴で、絹のような白さと艷やかさが魅力。炊き立てはもちろんのこと、冷めても美味しさが続くため、お弁当やおにぎりでも楽しめる。
写真/内田 大介
文/脇谷 美佳子