【オトコの妊活塾】不妊治療ロードマップを解説!解決方法としてのシリンジ法とは?
2024/11/13
「妊活って男に関係あるの?」「2人目の子どもが欲しいけどなかなかうまくいかない」そんな悩みを抱える方も多いのではないだろうか。今回は、不妊治療や妊活中のお悩みについて一問一答形式でご回答。不妊治療のロードマップを把握して、妊活の不安を解消しよう。
Q. 不妊治療って、どんなことをするの?
A. まずはロードマップをチェック!
男性の不妊治療は、まずは採血、精液検査、超音波検査などの各種検査を行い、不妊の原因を探っていきます。病院で精子を採取することに抵抗感がある方もいるかもしれませんが、最近では自宅で事前に精子を採取しておく検査方法もあるので、気になる方は病院に確認してみましょう。
その後は原因に応じて、治療を始めます。例えば、精路通過障害や精索静脈瘤が見つかった場合は外科治療が必要になるでしょう。勃起障害(ED)であれば薬物による治療に、膣内射精障害であれば射精トレーニングに取り組みます。
造精機能障害があるとわかったものの、具体的な原因が見つからなかった場合、生活習慣の改善などを行いながら、タイミング法に取り組むのが一般的です。タイミング法とは、排卵日の2日前から排卵日までにタイミングを合わせてセックスを行う方法のことです。
ただこうした流れはあくまでも一般論。不妊の原因が女性側にあることもありますし、実際の治療はケースバイケースで進みます。医師やパートナーと相談し、適切な治療方法を探っていきましょう。
Q. 妊活のためのセックスがしんどい。解決方法は?
A. シリンジ法を活用しましょう
妊活を目的にしたセックスは、ときに辛さを伴うものです。そのプレッシャーやストレスが原因でEDを発症してしまう人もいます。それでますます妊活がうまくいかなくなり、夫婦仲さえも悪くなってしまう。そうなってしまったら元も子もありません。そうでなくとも、忙しい現代人にとって、定期的にセックスの時間と体力を確保することは簡単ではありません。
そこでおすすめしたいのが、シリンジ法。先端部が柔らかなシリコン製でできた器具で精液を吸い上げ、女性の膣内に注入する方法です。つまり、セックス抜きで妊活を進められるのです。TENGAヘルスケアの調査結果では、半数以上が「知らなかった」と回答するなどまだまだ浸透していませんが、妊活の負担の軽減を考えているなら一度お試しください。
シリンジ法の器具はいくつかありますが、特におすすめなのがTENGAヘルスケア社の「Seed in」です。妊活に詳しい泌尿器科医の監修のもと開発され、医療機器としても認可されている安心のシリンジパックです。実施回は多い方がいいですが、まずは排卵予定日前後2日を含む5日間に3回実施することを目標にしてみてください。
教えてくれた人
小堀善友先生
泌尿器科医師。別名「精子先生」。男の妊活を支える情報の発信を数多く行っている。
絵/KAORI ASAMIYA
文/ATSUSHI FUKUCHI Editorial
協力/TENGA Healthcare Inc
FQ JAPAN VOL.58(2021年春号)より転載