誰でも楽しくフェムテックを学べる!『第2回 Femtech Tokyo』会場レポート
2023/10/25
2023年10月5日(木)〜7(土)に開催された『第2回Femtech Tokyo』。前回に引き続きFQJAPANも参加した本イベントには、女性の様々な問題を解決するフェムテック・フェムケア企業が大集結!その様子をお届けします。
Femtech Tokyoとは?
2023年10月5日(木)〜7日(土)の三日間に渡り東京ビッグサイトにて『第2回 Femtech Tokyo』が開催された。FemtechとはFemale(女性)とtechnology(科学技術)を合わせた造語で、月経や妊活、妊娠、産後ケア、更年期など女性のライフステージに合わせた様々な問題を解決するための製品のことを指す。『Femtech Tokyo』では開催にあたり、フェムテック・フェムケア関連製品を広く世に広め、女性の健康と活躍を社会全体がサポートする世界の実現に貢献することを目的としている。イベントでは企業の経営層をはじめ、メーカー・流通・自治体・医療機関などとの商談、また一般消費者へ幅広くPR(認知拡大)ができる。当日は日本最大級の200社が出展。フェムテック製品の開発やケアに取り組む企業、小売・メーカー・クリニック・サロン・自治体などが集い全国から来場者が集まった。
フェムテックを多くの人へ
初めての人も楽しく学べる展示
今回のテーマは「#広げようフェムテック」。『Femtech Tokyo』を通じてフェムテック・フェムケアがもっと多くの方に広まり、女性がそれぞれのライフステージで自分らしく輝くための選択肢を増やしたい、そんな想いが込められている。展示ではテーマに沿ってフェムテック・フェムケアの存在を身近に感じ楽しみながら学び、それを広めていきたくなる様々な企画が多数用意され、来場者の興味を引きつけた。
【女性の悩みを学ぼうコーナー】
VRを使用した生理痛体験やおもりのついた服を装着し、お腹に命を宿す妊婦さんを疑似体験を提供。また、女性のお悩み豆知識パネルの展示を通じ、女性だけでなく男性も含めて多くの人に女性特有の痛みや大変さを学ぶ機会となった。
【Femクイズコーナー】
生理・PMSなど女性の健康に関するクイズを展示し、正解数に応じてドリンクをプレゼント。約400名が参加し、楽しみながら女性の健康について学ぶ機会になった。
【メディアサロン】
41の媒体・団体のフェムテックに関する取り組みを紹介するコーナー。 世の中の活動を知り、説明員の生の声を聞くことで、フェムテックの新たな発見に繋がった。
【入口には「フォトスポット」と「Femアート」を設置】
会場の入り口にはカラフルで華やかなパネルが置かれたフォトスポットも。SNSでは、フォトスポットで撮った写真とともに来場者の想いが数多く投稿され、参加者が一体となりテーマ通り、より多くの人たちにフェムテック・フェムケアを広げていくムーブメントが巻き起こった。
また女性の健康課題のカテゴリーで色分けされたリボンをボードに結ぶと、来場者の関心が美しいアートとして現れる「Femアート」を設置。リボンの色に対応したエリアマップも掲出し、そのマップを見てそれぞれが関心のある課題の解決策を探しに会場を回ることができる。
進化を重ね、広まるFemtech Tokyo
さらに会場ではビジネスセミナーを開催。経営、企業、医療の最先端の現場で働く講師陣が日替わりでフェムテックをテーマに講演を実施した。
最後に来場者には「投票BOX」にて『同僚や友人に本展をお勧めしますか』と問いかけたところ、96.8%の人が勧めたい・ぜひ勧めたいと回答(投票数=5,206)。今回の展示やセミナーが多くの人にフェムテックを理解するきかっけになったと言えるだろう。『Femtech Tokyo』の参加を通して、友人や家族といった身の回りから社会全体へフェムテック・フェムケアが広まり、一人でも多くの人の選択肢が増えていくことを期待したい。
FQ JAPANも
Femtech Tokyoに参加!
FQ JAPANもFemtech Tokyoにてブースを出展。女性のライフステージの悩みの解決にはパートナーの協力も欠かせない。改正育児・介護休業法(産後パパ育休)により男性も育児休暇取得やそれに伴う男性の本質的な育児参加の重要性を提案した。
第3回目となる来年度の『Femtech Tokyo』は、2024年の10月17日(木)〜19日(土)にかけて開催予定だ。日々進化するフェムテック製品やサービスから目が離せない。
文/FQ JAPAN編集部