運動不足なパパ必見!育児中に赤ちゃんと取り組める簡単トレーニング3選
2023/03/10
“忙しい”を言い訳に、運動を後回しにしていませんか。子供にとっても、一緒に体を動かすことは貴重。親子のコミニュケーションにも有効だ。日々の小さな積み重ねで、未来の健康を作ろう。
子供と一緒に
運動不足のパパも体を動かそう
健康ブームの昨今だが、親子で運動習慣を作るというのはなかなか難しいもの。しかし、実現できればメリットも多いそう。特に子供にとっては、0〜2歳の間にいかに体を動かすかがとても重要で、成長した際の足腰の強さや、体力維持などにかなり大きく影響するという。
子供が歩けるようになったら、とにかく一緒に歩くことが一番。この動作は、運動全てにおいての基本となるからだ。本当は毎日15分散歩をするのが理想だが、難しければ週末だけでOK。それだけでも、驚くほど親子共々に好影響があるんだとか。
また、手を繋いだり、一緒に体を動かすというのは、スキンシップが増えるので親子の関係性が良好になるというメリットも。
「何よりも父親自身が健康であることを最優先すること。運動不足が続いた結果、疲れやすくなったり、生活習慣病や事故のリスクが高まってしまうことがあります。自分が健康でいることは、子供や家族の健康にも自然と繋がっていくんです。運動好きな父親を見ていると、子供も自然と体を動かすことが好きになりますしね」と、小崎さんは話す。
難しく考えず、ストレッチやおんぶなど、簡単なメニューから取り組むのでも良いそう。
乳幼児の頃は、抱っこしているだけでもパパにとっては腕周りのトレーニングになります。一緒にハイハイをすれば体幹だって鍛えらえます。子供を肩車すれば、足腰が鍛えられますし。わざわざジムに行かなくても、子供と遊ぶことで十分です。なるべく体全体を動かせるように、さらには量よりも質を意識してみてください。こういった機会を増やしていくことで、忙しい中でも体を積極的に使うことができます。実は日常のあらゆるところに、運動するチャンスは転がっているんです。」
運動不足なパパ必見!
簡単トレーニング
おうち時間だって、運動不足解消!
子供と触れ合いながら筋力UP
家にいる間、ゴロゴロと一人で寝っ転がっているだけではもったいない。膝の上に子供を乗せて、持ち上げてみよう。パパの腕や足が鍛えらて、簡単な筋力トレーニングに。毎日隙間時間を見つけて取り組むことが大事。子供と正面から顔を合わせるため、安心感を与えられるのもメリットだ。
定番の“たかいたかい”で
お互いに良い刺激を与えよう
赤ちゃんにとって、いつもよりずっと高い視界は良い刺激になるし、上下に動かすことで、体のバランス感覚を身につけられる。パパ自身は、腕周りが鍛えられてほどよい運動に。アイコンタクトができるので、コミニュケーション活性化にも。ただし、激しく揺らす、やりすぎには注意。
まるでジムに通っているよう!?
“きりんさんごっこ”
きりんさんごっことも言われる肩車は、子供にとってもメリットだらけ。視界を広げられるため好奇心を掻き立てることができ、自然と重心感覚も覚えていく。パパは肩周りや背中を鍛えられて、ジムマシン顔負けの筋トレに。家や公園、あらゆるところで出来るので積極的にやってみよう。
教えてくれた人
小崎恭弘さん
大阪教育大学 教育学部 学校教育教員養成課程 家政教育部門(保育学)教授、大阪教育大学附属天王寺小学校長。兵庫県西宮市初の男性保育士として12年勤務。父親の育児等、年間60本程度講演会等を行う。著書も多数。
文:芝宮ゆかり
FQ JAPAN VOL.65(2022-23年冬号)より転載