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子供とDIYにチャレンジ! 親子でものづくりをするコツやアイデアは?

子供と一緒にモノづくりを体験するのは、家族の貴重な思い出になるし子供の実体験を増やすチャンスにもなるというもの。そこで今回は、子供とDIYをする際のコツについて探っていく。

親子で一緒に作ろう!

「自分達が過ごすお部屋を自らの手で作っていくことは、子供にとっての主体性や意欲、自己肯定感を育む学びの場となります」。そんなふうに話す須藤さん。材料を切って貼って、組み立てる。色々な工程をふみ一つのプロダクトを完成させることが、子供の好奇心を育む経験になることに異論のある方はいないだろう。

「とはいえ、ついつい口や手を出しすぎてしまって、どこまで子供にやらせるかの判断が難しいといった悩みもよく聞きますね。そんなときは可能な限り見守ってあげてください」と須藤さんは続ける。

今の育児は「見守る」がキーワードのひとつ。子供がとことん考えて体験するいい機会だと思って、時間が掛かることは覚悟しておくとよい。ただし、「見守る」=「放任」ではない。必要なときにはアドバイスを送り、子供のサポーターになってあげたいものである。次の休日は親子でワクワクしながら、DIYを楽しんでみてはいかがだろうか。

子供がワクワク喜ぶ
実践的DIYアイデア3選!

➀子供向けのおもちゃを作る
板に釘を打ってビー玉が転がっていくおもちゃを製作。途中に仕掛けを作ったり、角度を考えたりと、シンプルな作りだからこそ、自由な発想で製作過程を楽しめるはず。また子供の思わぬ成長を感じることもあるだろう。パパとしてはしっかり作り上げて、父親の存在感をしっかり示したいところだ。


➁端材を使ってインテリア小物を製作

何かを作る時、必ず出てしまう小さな端材を木材用の強力接着剤でくっつけていくだけの簡単DIY。自分達の部屋を自らの手で作っていくと暮らしのイメージが湧き、「あったらいいな」と思うものを自分で作るようになる。一緒に作ることで社会性や協調性が身につくうえに、親子の仲がグッと深まる可能性も!


➂就学児以上なら自らの手でベッドづくりも

自分の意思がしっかりあり、計画的に進行できる小学生以上なら大物に挑戦したい。真ん中にベッドを置いてお部屋を二人で共有するのは、まさに子供の成長に合わせた実用的なアイデアだ。現実的な空間をどうしたいか、そのイメージがあるから、DIYに対して前向きに取り組める。

教えてくれた人

kopro/HandiHouse project

須藤直紀さん、荒木伸哉さん

「子供とつくる家づくり」というヴィジョンを掲げ、「建築×教育」の実践を行う建築家ユニットkoproを二人で主催。施主参加型プロセスで行う建築チームHandiHouse projectにも参画している。


文:竹治昭宏
写真提供:HandiHouse project

FQ JAPAN VOL.65(2022-23年冬号)より転載

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