【赤ちゃん本舗監修】まずは種類と乗せ方を確認!チャイルドシート選びの基礎知識
2022/10/22
赤ちゃんを乗せて車で出かけるのには必須の「チャイルドシート」。我が子の安全を確保するために、年齢別の種類と乗せ方を学ぼう!
チャイルドシートの選び方
まず知っておきたいのは、クルマへの取り付け方法。チャイルドシートに備わるコネクターをクルマ座面のISOFIXアンカーに直接固定する「ISOFIX固定タイプ」は、ミスユースも少なく確実に固定できる点が強み。「シートベルト固定タイプ」は、シートベルトを用いてチャイルドシート本体に巻き込み固定するタイプで、車種や年式を問わず、ほとんどのクルマで固定が可能。どちらが自分のクルマには取り付け可能かを必ずチェックしよう。
次に、シートの種類と特徴だ。シートには、ドア側に回せるため乗せ降ろしがしやすい「回転式シート」と、軽量で持ち運びが便利な「固定シート」の2種類がある。ドアまわりのスペースが狭いと、乗せ降ろしも大変。それなら回転型タイプが便利……など、クルマの環境と合わせて、考えるといいだろう。
特徴を把握したうえで、譲れないポイントを夫婦で話し合うことが、ぴったりの一台を見つける近道になるはずだ。
チャイルドシートの種類と乗せ方
チャイルドシート(0歳~)
安全規則に則り、条件を満たすまでは、クルマの進行方向に向かって後ろ向きに乗せるように義務付けられている。乗せる場所は安全性が高いとされる、後部座席(中央寄り)が推奨されている。
ジュニアシート(1歳〜)
1歳~11歳(9~36kg以下)が対象。子供の成長に合わせて、ハイバックタイプ、または台座部分のみで使用可能。
ジュニアシート(3歳〜)
3歳〜11歳(15〜36kg以下)が対象。15〜25kgくらいまでは、ハイバックジュニアシートとして、22kgからは、台座部分のみで使用できる。
安全規則とは?
安全規則 R44
新生児~4歳頃(18kg以下)と長く使用できる。体重10kg(機種によっては体重13kg)になるまでは、車の進行方向に対し後ろ向きに乗せるようになっている。
新安全規則 R129
新生児~4歳頃(105cm以下)と長く使用できる。身長76cmかつ月齢15ヶ月の両方を満たすまでは、車の進行方向に向かって後ろ向きに乗せることが義務付けられている。また基準を体重から個人差の少ない身長へ変更、また前・後だけでなく、側面からの衝突試験が追加された。
イラスト:岡本倫幸
監修:赤ちゃん本舗
FQ JAPAN VOL.63(2022年夏号)より転載