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アウトドアの「何でも屋」直伝! はじめての家族キャンプを成功させるパパの心構えとは

自然のなかで開放的に過ごせるキャンプは、家族で過ごす休日にうってつけ。ワイルドな焚き火料理にテント設営など、パパの見せ場も満載だ。家族の絆が深まるキャンプ、そのイロハをお伝えしよう。

パパ自身が楽しみながら
大らかな気持ちで

10数年前に再燃したキャンプブームが昨今ますます加熱している。キャンプ人口の増加に伴い、スタイリッシュなキャンプ道具が充実し、キャンプ=お洒落というイメージが定着。

ブームからカルチャーへと進化しつつあるキャンプだが、トレンドを牽引してきたものはなにか。キャンプ事情に詳しいアウトドアコーディネーターの牛田浩一さんは、こう語る。

「代表的なところでいえば、北欧発のブランド、ノルディスクのワンポールテントやティピー型テントなど、見栄えするテントが出てきたのがきっかけ。希少性の高いキャンプ用品をネットで気軽に購入できるようになったことも大きかった。

また、かつてはキャンプといえばカレーが定番でしたが、ダッチオーブンやスキレットが普及し、ロースト料理やパエリアなど料理の幅も広がりました。かっこいいキャンプサイトを作る人が増え、SNSで拡散されることでブームが広がり続けています」。

また、コロナ禍がキャンプブームをさらに後押し。テレワーク、ワーケーションという働き方の変化もあり、注目度は高まるばかりだ。

もちろん家族の休日にキャンプが最適なのは、ブーム以前から変わらない。幼少の頃から父親と共に各地でアウトドアを体験、また、自身も3人の息子の父親としてファミリーキャンプを堪能してきた牛田さん。子育て視点でも、キャンプには様々な好影響があるそう。

「森の中を歩いて着火剤になる松ぼっくりを集めたり、火起こしを体験したり、不便な環境のなかで代替えになるものを見つけたり…。自然の叡智を身につけ、対応能力が高まることが一番の利点ですね。失敗を繰り返すことも大切で、考える力が身に付きます」。

そんな効果を高めるために牛田さんが勧めるのは、キャンプサイト内だけで過ごすのではなく、親子でアクティビティを体験すること。

「僕のなかには“キャンプに行く”っていう言葉はなく、キャンプには必ず何かのアウトドアアクティビティが伴います。釣り、登山、散策なんでもいいので、親子で一緒に体験することが大切。親自身が共に体験し、学び、それをまた別の解釈で子供に教えていくことで、かけがえのない経験になっていくはずです」。

家族キャンプを成功させる秘訣は、「お父さん自身が気張りすぎず、大らかな気持ちで楽しむこと」。童心に返りつつ、家族でキャンプを楽しもう。

教えてくれた人

牛田浩一さん

株式会社B.O.W代表。化石掘りが趣味だった父の影響でアウトドアを始めて40年以上。アウトドア用品の輸入卸会社の直営店を経て、独立。PR、マーケティングをベースに撮影コーディネートやイベント運営など「アウトドアの何でも屋」として年間の1/3をフィールドで過ごしている。


文:曽田夕紀子(株式会社ミゲル)

FQ JAPAN VOL.59(2021年夏号)より転載



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