育休をより有意義に! 自分と家族の未来を考える「ワーク型手帳」がクラファン開始
2021/02/24
家族が増えたこの上ない喜びと、将来や子育ての不安との間で葛藤し、育休中に自分を見失いそうになってしまう。そんなパパママに贈りたい育休をより有意義なものにするためのアイテムが生まれようとしている。
育休取得者が直面する悩み
赤ちゃんはかわいいけれど、日中たった1人で育児をする日々に心身ともにクタクタ。大人との会話が減って疎外感が募ったり、自身のキャリアや将来に不安になってしまったりと、育休中の悩みは尽きない。
まだまだママだけの育休取得が多いものの、少しずつだが男性の育休取得も広がり、同じように悩みを抱えているパパもいることだろう。また、そういった悩みや現実こそ、男性の育休取得がなかなか増えない要因とも言える。
しかし、仕事を一旦離れる育休中こそ自分の未来を描き直す有意義な時間として過ごせるはず。そんな思いから立ち上がったのが、MIRAISによる育休取得者のための手帳『MIRAIS PLANNER』手帳作成プロジェクトだ。
育休は未来への構想期間
プロジェクトで企画されたのは「ワーク型手帳」だ。手帳に設定されたワークに書き込んでいくことで、自然に自分の未来を思い描き、それに向かってどう進んでいけばいいか、意識化されてくる仕組みだ。
具体的には、育休のテーマを作るワークの「育休テーマ設定」や「月間目標と振り返り」、パパママの夢を描く「Dream Seven」、家族との未来を描く「家族年表」、復職に備えるための「復職面談事前準備ワーク」など。それぞれ思考を整理しやすいように設問や書き込みスペースがあるため、忙しい毎日でも取り組みやすい。
育休取得者の声を形に
復職するときの励みにも
このプロジェクトで何よりも重視したのは当事者の声。育休取得者にアンケートやモニター座談会を実施し、100人以上の意見を集めた。その結果、「好きなこと」「大切なこと」を認識・可視化させることで「進んでいきたい気持ち」を応援したい、毎月の振り返りでポジティブな行動の積み重ねを認識させることで自己効力感を育む手助けがしたい、というプロジェクトメンバーの思いが反映された手帳が出来上がった。また、復職前や復職後の励みになることも期待している。
クラウドファンディング期間は2021年1月20日~2月26日。支援者は既に200人を突破している。
育休に入る自分のために、育休取得予定のパートナーのために、この手帳を贈ってみてはどうだろうか。きっとパパにとっても力になるはずだ。育休を育児に専念するためだけの期間にする必要はない。家族が増えたことを機に、自身とファミリーの未来を構想するための有意義な期間にしてほしい。復職後も長い人生を家族で一緒に歩いてゆくのだから。
DATA
文:平井達也