スーパーDAD 養成講座 ~KY DAD~
2014/05/08
図形がグレー部分におさまってしまったら要注意。言うまでもなく、浮かび上がった面積が広いほど空気が読めていることになる。ちなみに左に広がったような形をしていたら、あなたは子供にも対外的にも明るい人。右側ならば、場の空気を意のままに操ることが出来る頭脳派だ。しかし最も重要なのは上方向。結局のハナシ、家庭の空気を司っているのは「妻」なのである。
A 妻洞察力
読んで字のごとく、妻を洞察するスキルの事。「妻の機嫌の良し悪しを察知する能力」と言いかえてもいい。「父親は家長」なんてふんぞり返っている人は危険。家庭の真の「王様」は、まぎれもなく妻である。家庭の空気は、結局この人が握っているといっても過言ではないのだ。
B 子供心掌握力
子供心を掴むスキルの事。子供と一緒になって遊んだり、笑わせたり、尊敬される能力である。すなわち、いつでも子供とはしゃぐ準備ができているか、瞬間的に童心に帰れる“瞬発力”が鍵となる。子供の気持ちを掴んでいれば、連鎖的に妻の評価も上がるという特典も。
C 家庭外対応力
家庭を構える上で意外と馬鹿にできないのが、父母・親戚・隣人などの対外勢力。味方にも敵にもなり得る彼らに対しては、付かず離れずの微妙なバランスが必要。つまりこのスキルは、このバランス感覚のこと。彼らとの関係性を良いものに維持できるのはやはり“空気”なのだ。
D 場面切替力
文字通り「場をわきまえる」能力の事。TPOに応じて行動する……もはや「KY」云々以前に“大人の条件”だが、ここで重要なのは、自分のTPOだけでなく、家庭のTPOも管理しなければならないこと。愛する子供を上手に叱らなければならない場面、ここも発揮時なのだ。
E 空気操作力
これが最も高度なスキルかもしれない。あなたの行動で、あなたの話術で、家族の空気をガラッと変えてしまう能力がコレだ。このスキルに長けていると、ある意味で「空気を読む必要がなくなる」最終奥義。これには並外れた常識力と、豊富な経験がモノを言う。
※FQ JAPAN VOL.05(2007年冬号)より転載