注目キーワード

時事・コラム

〈第2回〉スーパーDAD養成講座 仕事と家庭の両立は?

子供とならなぜ人前でも
チューができるのか

決して妻を愛していないわけではないけれど「子供に対する愛と、妻の愛情とは違う」という父親は多い。我が子はなんであんなに可愛いのだろう? 妻と子供、それぞれに対する愛情はどこがどう違うのだろうか!?

妻への愛と子供の愛情は異質なもの

自分の子供を可愛がるのは一般的な父親なら当然である。なぜなら「子供は手助けが必要であり、親の影響を直接受ける、か弱い存在」だからだ。さらに、血を分けた実子の場合はなおさらだ。

そういう感覚で見ると、確かに妻は異質に感じる。しかしこれは、単純に物差しが違うだけにすぎない。愛情は愛情でも妻は異性としての愛情、子供は無条件の愛情なのである。可愛がりたい気持ちも無理はない。

ただ、ここで注意したいのは、「可愛がる」とは、「子供の目線に立てるかどうか」であると認識することだ。例えば、子供が「今日こんなことがあったよ」と話をしたとしよう。それに対して、演技でなく子供に“共感„できるかどうか。つまり、子供の目線に立てるかが重要なのだ。が、あまりに可愛がりすぎると、わがままに育つかもと、不安になる父親は多いかもしれない。

結論から言うと、それは逆だ。「子供の世話を焼かない、あるいは受容できない父親は、成長する子供の変化に気が付かないばかりでなく、ひいては思春期や成人した後も疎ましい存在になりかねない」ことが、発達心理学において解明されている。

つまり子供と関わることで双方に影響を与え合い、信頼関係ができる。父親として尊敬されるためにも、子供を思う存分可愛がってあげよう。

夫婦の共通行動のコミュニケーションをとる割合


監修/遠藤雅大 (父親ポータルサイト『アットホームダディ』管理人)

FQ JAPAN DIGEST VOL.03より転載

12

関連記事

育児アイテム名鑑

アクセスランキング

  1. 子供に自信をつけさせるメンタルトレーニング
  2. 1日数時間で!? おむつが外れるトイレトレーニングが凄かった
  3. 男が「父親」に覚醒するための10の処方箋
  4. 子供が親によくする質問ベスト30を紹介「なぜ空は青いの?」
  5. SEXで大事なのは「触れあい」と「思いやり」
  6. 親子のソト遊びの新定番! 多機能フライングディスクがすごい
  7. ペダルが後付けできる! 3歳からのキッズバイク6選
  8. パパになったら絶対に使いたい! 子育てが圧倒的に楽しくなる厳選「父親向け育児アプリ」...
  9. 産後のママはどんな状態? 妻を支えるために知っておくべき『産後ケアの基本』...
  10. 子供が怖い夢を見たらどうする? パパとママがしてあげるべきこと

雑誌&フリーマガジン

雑誌
「FQ JAPAN」

VOL.70 | ¥550
2024/3/8発売

フリーマガジン
「FQ JAPAN BABY&KIDS」

VOL.68 | ¥0
2023/2/29発行

特別号
「FQKids」

VOL.17 | ¥715
2024/2/9発売

お詫びと訂正

  第16回 ペアレンティングアワード