我が家のシロアリ対策はOK? 安心安全な家づくりのキーポイントって
2019/12/20
マイホームは一生に一度の大きな買い物。後悔&失敗のない家づくりのポイントは何か?家づくりで本当に知っておくべき情報をキッズデザイン賞を受賞した株式会社エコパウダーの齋藤氏に伺った。
住む人の健康を決めるのは
家が健康であるかどうか
子供の誕生を前にそろそろマイホームを、と考える人は多い。後悔や失敗のない家を建てるには、外観や間取り、構造・工法、マネープランなどとともに「健康な家」を建てることが重要だと、木材保存士の資格も持つ齋藤氏は語る。
「木造住宅の劣化原因の1位が腐朽、2位がシロアリですが、日本で木造の新築住宅の防蟻防腐処理に一般的に使われているのが農薬系の殺虫剤です。
これは胎児や乳幼児への影響が問題視されていて、しかも、予防効果を維持させるには5年ごとの再処理が必要なのでコストもかかります。もし私がこれから家を建てるなら、家族の健康のためにも絶対に使用したくないですね」と齋藤氏は述べた。
株式会社エコパウダー 専務取締役 齋藤武史氏
シロアリ防除に用いられる薬剤は、農業で作物に使用される薬剤に比べると、面積当たりの使用量が100倍を超えるともいわれ、人体への悪影響と環境汚染の不安は大きい。
では、もし何も対策しないとどうなるのだろう。
「シロアリ被害を受ければ、住宅の資産価値と耐震性が激減します。阪神大震災で被害の大きかった神戸市東灘地区では、倒壊した家屋のうち約8割にシロアリや腐朽による被害があったいう調査結果もあります」。
齋藤氏が専務を務める株式会社エコパウダーは、安心安全な家をつくりたいという思いから、2011年、日本初の認定薬剤としてホウ酸塩を使ったエコボロン※を発売。
今では住宅はもちろん、保育園や公共建築、社寺仏閣、文化財等にも多数採用されている。「ホウ素は、目薬やコンタクトレンズの保存液にも使用されている安心安全なものです。揮発や分解によって滅失しないので、半永久的な効果が期待できます。
欧米では1950年代から、室内の防虫、建築時の防腐・防蟻にホウ酸塩が広く使われています。特に温暖な気候のハワイでのシェア率はほぼ100%。身体に優しい方法でシロアリ問題が解決しています」。
安全・強力・長持ちする木材保存剤。主原料は、揮発蒸発しないため室内の空気を一切汚さないホウ酸塩鉱物。乳幼児や妊婦中の女性がいる家庭でも安心して使用できる。ホウ酸塩の高い防腐・防蟻性能は、京都大学などの公的機関により実証済み。
妊娠中の農業系殺虫剤暴露について
米国妊娠協会の調査では、妊婦が妊娠初期の3ケ月間に農業用殺虫剤に暴露すると、胎児の先天性障害(神経管・心臓・四肢の欠陥、口唇裂など)のリスクが高まるといわれている。農業系殺虫剤には、昆虫の神経系統を攻撃して殺すための化学物質が含まれている。妊娠初期の3ケ月間は赤ちゃんの神経系統が急速に発達する時期なので、この時期の暴露が強く影響していると考えられている。
また、殺虫剤暴露量が、子供の知能指数(IQ)や記憶力などにも強く関連しているとする研究もある。
製品概要
防腐・防蟻(シロアリ)・防虫に効果を発揮。2011年9月、(公社)日本木材保存協会の認定薬剤として登録。19kg入り、約60m2
に施工可能なホウ酸塩を主原料とする木材保存剤。全国のエコボロンPRO代理店が販売、施工、施工指導、サポート。施工は噴霧またはハケ塗り。
お問い合わせ
埼玉県草加市西町942-22
Tel:048-928-1671 / Fax:048-928-0300
E-mail:info@ecopowder.com
FQ JAPAN VOL.53(2019年冬号)より転載
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