子供の“好奇心”の伸ばし方4ヵ条とは? 冒険のプロからヒントを掴もう!
2019/12/18
どうしたら自発的な子供に育つのだろうか? 好奇心を力にプロのアドベンチャーレーサーとなった田中正人さんが、そのヒントを教えてくれた。
冒険レースの第一人者が語る
好奇心を育むアイテム
好奇心こそが挑戦する原動力になる……そう語るのは、日本初のプロ・アドベンチャーレーサーの田中さんだ。
「今でこそ私はプロのアドベンチャーレーサーですが、元々は理系研究者、会社員でした。それが、ひょんなことからアドベンチャーレースにハマってしまい、アテもないのに『プロのアドベンチャーレーサーになる』と決めて退職。紆余曲折を経ましたが、今ではプロとして活動しています。その原動力こそが好奇心。『挑戦したい!』と感じたからこそ突き進めたのです。ですから子育てにおいても、私は好奇心を大切にしています」
アドベンチャーレースは男女がチームとなって行われる。ジャングルや砂漠、氷河や洞窟など、地球上のあらゆる場所がステージとなる。体力に差がある男女が、チームとして過酷なコースに挑む。
「チームには若いメンバーもいます。彼らは経験もないし、最初のうちは能力も高くない。そんな彼らを育てる過程は子育てと同じです。『褒めて伸ばす』と言いますけど、闇雲に褒めても心に響きません。まずは、しっかりと子供を観察すること。それが大切です。何処を頑張ったのかを理解して褒めてあげることが、子供の好奇心を育てる第一歩になるのです」
それさえ分かれば後は簡単だ。子供を1人の人間として尊重すること、無闇に口出しをしないこと、それからネガティブな発言はしないこと。これが好奇心を育てるポイントだ。
大人からすれば他愛のないことでも、子供にとっては初めての挑戦、ということは良くある。そんなとき、例え失敗したとしても、ネガティブな発言などもってのほか。1人の人間として、挑戦した姿勢を認めてあげよう。先回りして成功する方法を教えるのも良くない。自分で試行錯誤した末に得られたものだけが、成功体験として子供の心と身体に残るからだ。
「好奇心をベースに成功体験を得られるストライダーは、実に良くできています。
三輪車と違って、自分で支えなければ立つことすらできません。勇気を出してハンドルを握り、歩き始めれば、バランス感覚が育ちます。転ぶこともあると思いますが、自分で立ち上がるように促したいものです。そんなことができるのは、子供に『乗りこなしたい!』『楽しい!』という気持ちが芽生えるから。その前向きな気持ちを褒めてあげることで、挑戦を後押ししましょう。
『ストライダー14x』は賢い商品です。ランニングバイクモードから、簡単に自転車モードに変更できる。自転車の練習にも最適です。私が子育てしていた頃は、乗り物は三輪車からがお決まりでしたが、『14x』は自転車を見据えて遊びながらバランス感覚を養うことができる。自転車で行けないような森やちょっとした砂利道でも、ランニングバイクモードなら入って行けます。子供と“冒険ライドごっこ”なんて、楽しそうですね!」
アドベンチャーレースとは?
スタートからゴールまで、夜間行動ありの3日以上の“超過酷”な長距離レース。参加者はトレイルランやマウンテンバイク、カヌーなどの種目をこなしながら、ゴールを目指す。極限状態の中で、人・自然・自分と対峙する冒険レースだ。
1.子供をよく観察する 2.無闇に口出しをしない 3.子供を尊重して接する 4.ネガティブな発言はしない
好奇心を育む
「ストライダー」シリーズ
つかまり立ちができたら
STRIDER Baby Bundle(ストライダー ベイビーバンドル)
¥19,800
0歳の赤ちゃんに、「たっち」ができたら乗れるストライダー。
サイズ(ロッキングベース):699×313×110mm
使用目安:つかまり立ちで歩くことができるようになってから
1歳半~
STRIDER Sport Model(ストライダー スポーツモデル)
¥13,500
「より快適に、より安全に、より長く遊べる」高機能なスポーツモデル。
重量:3.0kg
対象年齢:1歳半~5歳
体重制限:27kgまで
3歳半~
STRIDER 14x(ストライダー フォーティーンエックス)
¥24,500
ペダルを装着できて、2つのモードで遊べる14インチストライダー。
重量:5.5kg(ペダルユニット無し)、6.5kg(ペダルユニット有り)
対象年齢:3歳半~7歳くらい
ブレーキ:キャリパーブレーキ(フロント)、バンドブレーキ(リア)
PROFILE
田中正人さん
MASATO TANAKA
アドベンチャーレースチーム「Team EAST WIND」を率いる、“プロ”アドベンチャーレーサー。日本アドベンチャーレース協会の理事も務める。日本のアドベンチャーレースのパイオニアだ。
問い合わせ
TEL:0120-21-1175
Photo >> NAOAKI WATANABE
Text >> REGGY KAWASHIMA
FQ JAPAN VOL.53(2019年冬号)より転載
Sponsored by ストライダー ジャパン(株式会社Ampus)