今夏公開! 映画『ライオン・キング』から学ぶ“子育ての3つのコツ”とは?
2019/06/16
6月16日(日)は、父の日! いつも家族のために働き、支えてくれる父親に感謝するこの日を記念して、8月9日(金)に公開となる『ライオン・キング』に登場する、シンバの父でもあり王国の偉大な王でもある「ムファサ」から学ぶ、愛する我が子の育て方を紹介。
生きる上で大事なことを
教えようとするムファサ
プライド・ランドの偉大な王として、王国を統治する役割を全うするムファサの元に“未来の王”シンバが誕生する。父ムファサはシンバのことを愛しく想いながらも、王としての厳しさを知るが故に、時に優しく、そして時に厳しく、いつか王となる日の心構えを教えようとする。
オリジナル『ライオン・キング』(1994)では、“小さなものから大きなものまであらゆる動物に敬意を払うのだ”、“命あるものは輪となり、永遠に時を刻む”など、決してシンバを子供扱いするのではなく、同じ目線に立って、未来の王を担う者として知っておくべき大事なことを教えようとしていた。
<ムファサから学ぶ子育てのコツ①>
まだ子供だから分からないだろうと思うのではなく、知ってほしいという気持ちを持って、子供と同じ目線で接することが大事。そうすることで、子供は父親の言うことを理解し、その教えは大人になってもずっと胸に留めておいてくれることだろう。
時に厳しく、時に優しく――
ムファサが抱くシンバへの愛情
また1994年のオリジナルでは、父からの教えを理解するにはまだ若すぎたシンバが、ムファサの指示を無視して、叔父スカ―から聞いた禁断の場所へ踏み込んでしまう。命知らずの行為をしたことで、シンバはムファサから厳しく説教される。
甘やかして育てるのではなく、失敗したときにはちゃんと叱る、生きる上で教えるべきことはしっかり教える、そして何より自分を犠牲にしてまで息子を守ろうとするその大きな愛情は、世界の父親誰しもが持っているものだが、ムファサの行動をみて改めて自身の愛情を認識させられる父親も多いにちがいない。
<ムファサから学ぶ子育てのコツ②>
子供が何かダメなことをしてしまったとき、失敗してしまったとき、ただ怒るだけではダメ。
なぜいけなかったのか、これからどう改めるべきなのかを伝え、その教えを理解してくれたときはとことん褒めることで、信頼関係を築くことが大事。そして叱ったあとは、いつも通り息子と仲良く接する時間を作っているのも、ムファサならではの子育てポイントだ。
父からの教えによって
逞しく成長するシンバ
ムファサから叱られたことで自身の行いを後悔するシンバだったが、そんな彼に“ある悲劇”が降りかかる。さらに王位を狙うスカーの企みにより王国を追放されてしまい、絶望の淵に立たされる。
しかし一人になったことで、新たな世界での出会いや経験を積んだシンバは、父の教えを胸に、自分に与えられた王としての使命とは何か、自分が生まれてきた意味は何かを学んでいく。
まだ子供だったシンバが様々な経験を通して父親のような立派な姿に成長していく姿は、子供を持つ親なら誰しも心が温まることだろう。
<ムファサから学ぶ子育てのコツ③>
ゆくゆくは子供が独り立ちをして、親元を離れ、新たな人生を歩む日がくる。子供が新たな家族と一緒に過ごすことになっても、小さい頃から厳しく、そして優しく教えることで、一人で立派に生きていくことができる逞しい人に育っていくのだ。そしてその父親からの教えは、自身の子供に、そしてその子供へと代々受け継がれていく。
ムファサは父親という立場でありながらもシンバと同じ目線に立って接しており、父と子という関係を超えて、親友のような関係を築いている。この2人の関係を描いた本作は、日々自身の子どものことを想う父親にこそ観てほしい作品だ。
また本作に描かれているのは、父と子の物語だけではない。そこにはまるで自分がサバンナに降り立ったかのような圧巻の世界、フサフサとして毛並みや動きをしたまるで本物のようなリアルな動物たちなど、アニメーションも実写も超えた未体験の映像美、”超実写版“の『ライオン・キング』が描かれている。
ムファサから学ぶ、子供の育て方、そしてかつて観たことのない圧巻の映像美や珠玉のストーリーなど、親子共々楽しめる魅力がたくさん詰まった本作。この夏は、ぜひ親子で『ライオン・キング』をみて、共に過ごす時間を作ってみてはいかがだろうか。
映画『ライオン・キング』2019年8月9日(金)全国ロードショー
原題:The Lion King
全米公開:2019年7月19日
監督:ジョン・ファヴロー
声の出演:ドナルド・グローヴァー、ビヨンセ
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
映画『ライオン・キング』公式サイト
©2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.