おねしょや癇癪はどう対応する? よくある”育児トラブル”解決法
2018/12/20
可愛くて小さな天使でありながら、ときに身の毛もよだつ泣き声をとどろかせる我が子。育児には親が克服しなければいけない問題が山積みだ。今回は、親ならば誰もがぶち当たる10の“壁”について、シンプルな解決法をご紹介。
壁1
夜泣きにタジタジ
夜泣きとは、暑さや寒さでぐずったり体調が悪くて泣くのとは異なり、正確には「原因が特定できない号泣」のことを指す。よって的確な対処法は難しいが、一般的には遠くまで遊びに連れ出したりして普段の生活リズムがくずれたり、興奮した日などに、よく起こるとされる。そんな日は、寝る前にぬるめのお風呂に短時間だけ入れたり、胎内音をサンプリングしてつくられた音楽を流すのが効果的ということが科学的にも認められている。
壁2
ひどい湿疹持ち
なかなか治らなくて腹立たしい湿疹。特に赤ちゃんは頭皮や胸、肘・膝の裏側などに現れやすい。一体どうすればいいの? 「症状の程度によりますが、多くの場合は塗り薬で肌に潤いを与えれれば症状は改善されます」とイギリスの小児科医キャロル・クーパー博士。「また細菌の感染を防ぐために肌を清潔に保つことはとても重要です。石けんの代用品として、刺激の少ない水溶性のクリームを使うことをお勧めします」。症状がひどいときはステロイド剤も有効だが、まずはかかりつけの医者に相談すること!
壁3
夜寝てくれない
子供が夜寝てくれない原因は、日中、子供に十分な食事を取らせていなかったり、普段の睡眠習慣が不規則だったりすることが多い。そもそも子供は自らどうやって眠りにつけばいいのか学ぶ必要がある。だから夜中に子供が起きていても、やたら急かさないように。布団を掛けて、自ら眠る機会を子供に与えることが大切。上手くいなかいときは一緒の布団に入り、子供をなでながら落ちつかせてあげると効果的だ。
壁4
おねしょが治らない
子供にとっては、おねしょは日課のようなもの。ただし、おねしょで悩む大人がいないことからもわかるように、遅かれ早かれいつかは必ず治る。だから、あまり責めたり叱ったりしないで、まずは子供を安心させて。もちろんベッドにおねしょシートなどを敷いて、おねしょ克服の練習となるステップを行おう。そして寝る前にトイレに行くように子供を促すことも大切! 成長すれば無意識のうちに尿意をコントロールできるようになり、おねしょも自然と治るはずだ。
壁5
上の子が下の子に嫉妬する
良き兄弟間の競争心? 実はこの嫉妬、子供の年齢も関係しているんだとか。一般的に2歳から4歳にかけてが、子供の中に最も嫉妬心が生まれやすい時期だとされている。この難題解決には、まず妻が妊娠したら上の子に新しい赤ちゃんのことを話してあげよう。赤ちゃんはよく泣くもので、先に生まれた君よりも世話が必要だってことを特に強調して。ただし、いくら第2子の育児が大変だといっても、当然、愛情は同じように振り分けてあげること。