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離乳食期のパパの心得とは? 少しのサポートが妻にとっては大きな支え

授乳期よりもパパが大活躍できる場面が増える離乳食期。少しのサポートでも、ママにとってはとても助かるもの。ではパパは、どんなことに気を付ければいいのか。今回は離乳食期のパパの心得をご紹介。

買ってくる

妻と相談しつつ、栄養バランスを考えながら食材を選ぶことが大前提。もし妻の代わりに父親が1人で買物に出かける場合、以前購入したものを携帯で写真に撮り、いつでも確認できるよう保存しておくのも1つの手だ。

一方、子供を連れて妻と出かけるならば、「オムツを替えるための多目的トイレはあるか」「施設内にベビーカーが設置されているか」というようなハード面の下調べも、買い物をスムーズにするため重要となってくる。

食卓の準備をする

前掛けをつけたり子供の食事用テーブルを出したりするのはもちろん父親の役目。また料理作りを手伝う場合も、何事も妻が動きやすいように配慮してあげよう。

食卓においては、父親はあくまで妻のサポート役。妻の動きを予測して環境を整えてあげられれば、なおさら良い。もちろん食前におやつなどはあげないこと。お腹がそこまで空いていなければ、食事になっても子供は好きなものしか食べないし、栄養の偏りを引き起こす原因となる。事前からの食卓環境の整備が大切なのだ。

食べさせる

まず大事なことは、大らかな気持ちを持つこと。食べ物をこぼさないに越したことはないけれど、「あれもダメ、これもダメ」では、子供はもちろん親の方も疲れてしまう。だから「こぼさない」ではなく「こぼしても大丈夫」な環境を作ることが大切だ。

もちろん食事中の楽しい雰囲気作りも重要。親が美味しく食べていれば、子供も美味しく食事ができる。褒めておだてて食べさせれば、嫌いな食べ物も克服できちゃうかも。また常に子供に気を配れるように、食事中のテレビは消しておこう。

片付ける

料理を作ってくれた妻に代わり後片付けをするのは父親の役目。父親自ら食器を片付けることにより、食事を作ってくれた妻への感謝の気持ちも表せる。また、後片付けまでが食事だと態度でも示せる。

もちろん食器は洗剤できれいに洗うなどして常に清潔に。妻にとって育児は24時間かかりっきりの臨戦態勢。少しでも妻が休める時間を作ってあげることが夫の役割といえる。またそんな父親の、妻を思いやる後姿を見ながら子供も育っていく。日常生活全体が子供への教育となる。

離乳食を始める目安

● 首のすわりがしっかりしている。
● 支えてあげると座れる。
● 食べ物に興味を示す。
● スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少なくなる。

離乳食の留意点

● 赤ちゃんは細菌への抵抗力が弱いので、食材、手や指、調理道具などの衛生面に注意。
● 味付けは素材の味を生かした薄味にし、油脂類も控えめに。
● 調理に手間をかけられない時や外出時などは、ベビーフードも活用を。
● 生後9ヶ月以降は鉄分不足に注意し、赤身魚や肉、レバーなどを使って工夫を。
● 乳児ボツリヌス症予防のため、はちみつは満1歳を過ぎてから。


Text >> YUKINOBU KATO

FQ JAPAN VOL.9より転載

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