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この30年間で「夫は誠実に、妻はドライに」夫婦関係が変化?

博報堂生活総合研究所のアンケート調査によると、30年前の1988年と比べて「夫は誠実に、妻はドライに」なってきたようだ。また「結婚・出産=一人前」との意識は薄れるなど、この30年間で夫婦の価値観は大きく変化している。

夫の不倫は許されない
夫と妻の結果が逆転

博報堂生活総合研究所は1988年から10年ごとに、サラリーマン世帯の夫婦を対象としたアンケート調査「家族調査」を行ってきた(1988年・1998年・2008年・2018年の4時点で実施)。

アンケートで、「夫の不倫は絶対に許されることではない」との質問に「はい」と答えた夫は84.3%と、過去最高を記録(1988年は61.4%)。妻の78.3%(1988年は73.2%)を初めて上回った。また「結婚指輪をいつもしている」夫は40.3%で過去最高(1988年15.8%)、「無断外泊したことがある」夫は14.8%と過去最低(1998年29.3%) になった。これらの結果を見ると、夫は妻に対して以前よりも誠実になってきたといえる。

一方、「夫婦はどんなことがあっても離婚しない方が良い」かどうかについては、夫・妻ともに「はい」と答えた割合が過去最低となった。特に妻は、1988年には59.7%だったが、今回は24.4%と大きく減少。夫が誠実になってきたのとは対照的に、妻はドライになってきたようだ。

そのほか、「人は結婚してはじめて一人前」との意識は、夫・妻ともに過去最低(夫 1988年47.7%→2018年27.8%など)。「人は子どもをもってはじめて一人前」との意識も、夫・妻ともに過去最低(夫 1988年53.3%→2018年30.2%など)になり、「結婚・出産=一人前」との意識は薄れつつあるという。

DATA

博報堂生活総合研究所 「家族30年変化」調査結果第三弾を発表-『夫は誠実に、妻はドライになった30年』

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