夫婦間の”家事シェア“比率、あと1割UPが理想
2018/06/28
最近、よく耳にする「名もなき家事」。シャンプーの補充やゴミ袋をゴミ箱にセットする、トイレットペーパーを替えるなどの細かい作業だ。「名もなき家事」は挙げていけばキリがないくらい多く存在する。そして、それを行うのは大抵、妻ではないだろうか。
妻が7割以上の家事負担の家庭は
80%を超える
家事は結構好きという男性も意外にいるが、その前段階のお膳立てはすべて妻がやっている、なんていうことも少なくないのでは。大和ハウス工業が、30代~40代の既婚者男女9700人に、家事負担の現状を調査。その結果、妻が7割以上の家事を負担している家庭が80%を超えていることがわかった。
理想の家事シェア率を聞いたところ、現状の家事シェア率「夫2.0割:妻8.0割」に対して「夫3.2割:妻6.8割」だった。約1割の家事負担比率を変えることで理想に近づくことが判明した。
また、“家事シェア夫婦※1(200人)”と“非家事シェア夫婦※2(200人)”に分けて調べたところ、 “家事シェア夫婦”は、得意・不得意や作業ペースなどの話し合いを経て、上手に家事シェアを実践しており、“非家事シェア夫婦”と比べ生活満足度が高いことがわかった。
お互いを尊重し助け合う家事シェアは、夫婦関係だけでなく子育てや休日の過ごし方、配偶者の存在意義にまで影響を与えている。
同社は、妻に偏りがちな家事負担や“名もなき家事”を軽減する「家事シェアハウス」を2016年11月から提案している。さらに「家事シェア」に対する悩みなどを聞き「名もなき家事」を解消する「名もなき家事解決プログラム」を家事大学と開発。座学と実践プログラムを組み合わせたものとして、近日公開する予定だ。
※1家事シェア夫婦:家事分担比率が「妻4 割:夫6 割 / 妻5 割:夫5 割 / 妻6 割:夫4 割」と回答した方
※2非家事シェア夫婦:家事分担比率が「妻4 割:夫6 割 / 妻5 割:夫5 割 / 妻6 割:夫4 割」以外と回答した方
問い合わせ
TEL:06-6346-2111