10人に1人は不審者に遭遇!? 子供の最新防犯対策とは
2018/05/30
子供が小学校へあがる前、心配になるのが防犯対策。通学路で犯罪に巻き込まれたり、危険な場所に近づいてしまう可能性もゼロではない。周りの親たちは、子供の危険についてどう考えているのか? アンケートの結果を踏まえながら、最新の防犯対策についてご紹介。
もうすぐ小学生になる子供
登下校や外遊びは不安?
子供がもうすぐ小学校にあがる家庭で最も心配なのは、通学中や放課後などの学校にいない時間、「子供がどこにいるか・何をしているかがわからない」ことではないだろうか。
小さいうちはパパママどちらかが一緒にいるから安心だが、小学校にあがるとそういうワケにはいかない。放課後、危険な場所で遊んでいたり、帰り道でもしトラブルに巻き込まれても、路地が暗いと周囲の人に気づかれない可能性も……考えれば考えるほど、不安が増す一方だ。
子供の遊びを拘束することなく、安全を守るにはどうしたら良いのだろうか? 関連の深いアンケート結果を踏まえながら紹介しよう。
10人に1人は不審者に遭遇!?
地域住民との連携不足も
地域コミュニティーサービス「マチコミ」を展開するドリームエリア株式会社は、2018年5月22日、子供の安全に関するアンケート調査結果を公開した。
「マチコミ」の保護者ユーザー3万人以上に聞いて明らかになった、子供の周りに潜む危険と親たちの安全に対する意識とは?
■44%の保護者が通学路を「危険」だと感じている
子供が危険に遭いやすいと思う場所について質問したところ、全体の44%が「登校時の通学路」「下校時の通学路」と回答した。通学路には、人通りのない場所や道幅が狭い場所も少なくない。子供が毎日通ることもあり、不安を感じている親が多いことがわかる。
■およそ10人に1人の子供が不審者に遭遇経験あり
「過去1年の間に子供が不審者に遭遇したことがある」と回答した人は、全体の8%。9割は「ない」と回答したものの、およそ10人に1人の子供は不審者に遭遇していることになり、親にとっては見過ごせない数値だ。
■子供が危険な場所にいても「不審者と誤解されるため声を掛けない」が10人に1人
危険な場所にいる子供に対して「安全のために声かける」と回答したのは全体の68%となった一方で、「声をかけない」と回答したのは23%。声をかけない理由として、9%が「不審者と誤解されるから」としており、地域住民の繋がりが弱まっていることを示唆するような結果となった。
■86%の保護者が「子どもの居場所を把握したい」
「子どもの居場所を把握したいと思う」と回答した親は、「常に思う」「たまに思う」を合わせて全体の87%、実に9割近くにまでのぼった。