災害対策に便利! 非常食の「ローリングストック法」とは?
2018/03/14
急な災害時に、家族の命を守る「防災グッズ」。中でも飲食類は必需品だが、いざ使おうとしたら「非常食の賞味期限が切れていた」ということも少なくない。管理を怠りがちになる非常食だが、今、子育て世代の間で除々に広まっている新たな管理方法とは?
いざという時のための
「防災グッズ」準備してる?
地震や台風などの災害時に役立つ「防災グッズ」。特に小さな子供のいる家庭は、事前に準備をしておけば、いざという時にも安心だ。
しかし、実際何を用意したら良いか? 管理の方法はどうする? など、疑問が浮かんでくる方も多いだろう。
そこで、アクアクララ株式会社は2018年2月、同社公式の子育てコミュ二ティ「ベビアクアコミュニティ」の会員男女530名に「防災の備えに関する意識調査」を実施。
アンケートから、子育て世代の防災グッズ事情が見えてきた。
防災グッズの必需品
飲食類が断トツ
まず、「実際に子供のために準備している防災グッズ(複数回答可)」を調査したところ、1位は「飲料水」で64.0%、2位は「食料品」で51.8%。3位以下にはオムツやウェットティッシュなど衛生用品が並んだが、子供の命をつなぐ飲食類は、やはり「防災グッズ」の代表となるようだ。
Q.「実際にお子さんのために準備している防災グッズを選んでください」に対する回答
ところが、ここで新たな問題が浮かび上がってきた。それは、飲料や非常食の”賞味期限切れ”。
防災グッズを準備している人に対し「非常食を使用しないまま賞味期限切れになったことはあるか?」という質問をしたところ、なんと約80%もの人が賞味期限切れの経験があると回答。
Q.「備蓄品を使用する機会がないまま賞味期限切れになってしまったことはありますか?」に対する回答
せっかく蓄えておいたのに使えない……といったトラブルのないよう、定期的に賞味期限を確認する必要がありそうだ。
3人に1人は知っている
「ローリングストック法」って?
“備えあれば憂い無し”とはいっても、家族全員分の飲食料を常に管理しておくのは大変。そこで便利なのが「ローリングストック法」だ。
「ローリングストック法」とは、普段飲み慣れている・食べ慣れているものを多めに買い置きし、使ったらまた購入し補充する方法。この管理方法により、非常時に使用する備蓄品は一定量保ちつつ、鮮度を守ることができる。
「ローリングストック法を知っているか?」という質問をしたところ、38.7%の人が「知っている」と答えており、子育て世代の3人に1人はこの方法を実践していることが明らかになった。
Q.「日頃から備蓄品を消費し、消費したら買い足す『ローリングストック法』という備蓄方法を知っていますか?」に対する回答
「防災グッズ」を用意している方もそうでない方も、これを機に「ローリングストック法」を上手く活用して、非常時の備えに役立ててみてはいかがだろうか。