インフルエンザ対策「菌」が免疫力アップの秘訣!?
2018/01/18
インフルエンザのピークは例年2月前半だが、今シーズンは例年よりも流行のピークが早まることが予想されている。また、ワクチン不足により予防接種を受けられない事態も発生しているため、予防接種だけに頼らない備えも必要になってくる。そこで注目が集まっている"「菌」の力での免疫力アップ"とは……?
我が子を守るために
本当にすべき「免疫力」対策
インフルエンザのピークは例年2月前半だが、今シーズンは例年よりも流行が早い兆候が見られており、流行のピークが早まることが予想されている。また、ワクチン不足により予防接種を受けられない事態も発生しているため、予防接種だけに頼らない備えも必要になってくる。ひとつの対策に頼らず、対策を組み合わせることが重要だ。
「インフルエンザウイルスは頻繁に変異するため、ワクチンの効果が低いウイルスや薬剤耐性のあるウイルスが広がる可能性があります。そのため、ワクチンだけ、薬剤だけに頼るのではなく複合的な予防策をとる必要があります。
具体的な対策としては、ワクチンの接種に加えて外出先後の手洗いや適度な湿度の保持、十分な休養とバランスの取れた栄養摂取などの対策を取っていくことが重要です」。(順天堂大学 大学院 感染制御科学講座 准教授 山本典生先生)
インフルエンザ
まずは基本予防策
下記の基本的な予防対策は、しっかりやろう。
①流行前のワクチン接種
②飛沫感染対策としての咳エチケット(マスクの着用)
③外出後の手洗い等
④適度な湿度の保持
⑤十分な休養とバランスのとれた栄養摂取 ←免疫力を向上させる食品摂取による予防効果に期待
⑥人込みや繁華街への外出を控える(やむを得ず外出するときにはマスク着用も一つの防御策)
※出典:厚生労働省「インフルエンザQ&A」
山本先生によると、ヨーグルトなど免疫力を向上させる食品の摂取による効果も、感染症予防の点では期待できるということ。うがい・手洗いといった基本対策と併せ、普段から積極的に免疫力を高めると言われている食物を摂取しよう。