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日本の大型連休が増える!? 「キッズウィーク」とは一体?

5月24日、安倍晋三首相の発表で一気に関心が高まった「キッズウィーク」構想。今回は、その目的や今後の課題などをまとめて紹介する。

「キッズウィーク」とは?

全国の小・中・高校の長期休暇(夏休みなど)の一部(現段階では5日間)を平日に移行するというもので、安倍晋三首相が5月24日、導入を本格的に検討すると発表した。

例えば、夏休みの最後の平日5日間を繰り上げて始業し、そのかわりに10月の3週目の平日5日間を休みにする。前後の土日と合わせれば9連休にもなる大型連休が作られるという仕組み。

目的とメリットは?

キッズウィークに合わせて親が有給休暇を取得し、子供と過ごす時間を拡大することが目的だ。安倍首相は「家庭や地域の教育力を高めるためには、特に大人が子供に向き合う時間を確保することが必要であります。」と語っている。

この新たに休みとする「平日5日間」の時期を地域ごとにずらし、分散させることで、大型連休の混雑の緩和や、地域活性化につなげたいというねらいもある。

いつから導入されるの?

2018年4月からの実施を目指し、2017年6月には関係省庁や経済界の幹部らと「休み方改革官民総合推進会議」を開き、具体的な議論を始める方針だ。

今後の課題は?

このニュースを耳にした子育て世代からは、「そもそも有給が取れなくては、ひとりぼっちの子供だけの休日が増えるだけなのでは?」「共働きやサービス業、第2子の産育休明けのタイミングにかぶれば肩身の狭い思いをするのではないだろうか」「独身や子供のいない周りの社員の負担増」など、様々な不安の声が聞こえてくる。

政府は、親がキッズウィークに休みを取ることができるよう、企業側に強く要請するとしているが、広く理解を得るためには時間がかかりそうだ。
 

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