父親が選ぶ家電は
「育児」フィルターを通して吟味すべし
2014/08/15
すべてのモノを、まずはむしろ子供(=育児)というフィルターを通して見てしまおう。すると、これまで見えていなかった"おもしろい何か"を発見できたりもするんじゃないか?
子供が生まれると「男」は「父親」になるが、別に「男」でなくなる訳ではない。当然だがモノに対する価値観も「基本的な部分」は変わらない。でも、変化は生じる。何をしても何をみても、思わず子供のことを考えてしまうのだ。であるならば、もっと積極的に行こうじゃないか。すべてのモノを、まずはむしろ子供(=育児)というフィルターを通して見てしまおう。すると、これまで見えていなかった”おもしろい何か”を発見できたりもするんじゃないか?
今回は育児を楽しむ男ならこだわりたい「カメラ」「空気清浄機」「ウォーターパッグ」をご紹介。
性能、バッチリ。ルックス、OK。でも、決め手は“ステイタス”
―デジタルカメラ:Nikon 1 J3―
ザ・父親のカメラ。
我が子を撮影するなら、誰もがより良い写真を残したいと考えるだろう。だが、「育児マニア」的には、ちょっと違う。我が子には、「撮影する者の気持ち」を残したいのだ。 デジタルカメラが登場して20年ちょっと。その20年ちょっとの間に、〝デジカメ〞は、ここまで進化してしまった。
思えば自分の父親が大事にしていたあの「ニコン」。もちろんフィルムを入れる銀塩カメラだったが、日頃はどこだかわからない風景や、季節の草花に向けられていたくせに、節目節目には、そのレンズが自分や家族に向けられた。そのカメラで写真を撮られる事は、子供心に一種の〝栄誉〞だった。
機材の進化で、きれいな写真を撮ることは随分手軽になったし、撮られる方もむしろ自然にしてた方がいいだろう。自分も趣味というほどカメラに凝っている訳ではない。ただ、あの父親のカメラに付いていたレンズが、このJ3にはつけられるという。
すると途端にこのカメラは、自分にとって特別なステイタスを持つ。「ザ・父親のカメラ」になるのだ。
Nikon 1 J3
標準ズームレンズキット
オープン価格
高画質、高速AFを実現するNikon 1シリーズ独自のCXフォーマットCMOSセンサー。相乗効果で圧倒的画像処理速度を可能にする画像処理エンジンEXPEED 3A。コンパクトながら撮影の大きな拡張性をもたらした専用小型マウント。3つの最新技術のバランスで、本格的な撮影を、コンパクトで手軽、かつ“お洒落”に楽しめる一台。