子育て世代のタイムマネジメント講座。時間管理のコツを紹介!
2025/02/25

日本の夫婦の約7割が共働きとされる現在。特に赤ちゃん期は、子ども中心の生活となり、予定通りに家事や仕事を並行するのは難しいだろう。ここでは、子育て世代が実践したい時間管理のコツをご紹介。心と時間にゆとりをつくり、家族の時間をもっと楽しもう。
時間がないパパ・ママが約9割
立ちはだかる仕事と家庭の両立
子育て世代は時間についてどう思っているのか? 本誌では「子育て中の時間に関するアンケート」を実施し調査を行った。
まず、「時間が足りないと思いますか?」という質問に対して、約9割が「はい」と回答。パパ・ママにとって、時間に余裕がないのは当たり前の状態であることがわかった。その原因としては、1位が育児、2位が家事という結果に。しかし、具体的な理由をみると「仕事から帰ってきて育児・家事をしている」様子が窺え、仕事と家庭のバランスを取れていないことが最大の原因と推察できる。
一方で、家事の中で時間がかかっているのは「料理」が半数以上に。献立つくりや食材の買い物も、負担に感じる一因になっているようだ。近年では、時短家電や代行サービスも台頭し、時間不足を解決する手段になりつつある。だが、「頑張ればできる」「費用が不安」など、時間を買うことへの抵抗はまだ強い様子。では、生活のなかで時間を生み出す方法はあるのか? 次回は、海外のトップ企業が実践している「時間管理」のテクニックを紹介する。
Q1. 時間が足りないと思いますか?
9割のパパ・ママが時間が無いと感じている!
(単一回答)
Q2. 時間が足りない原因はなんですか?
育児&家事が半数以上、家庭での時間が足りていない!
(複数回答・Q1で「いいえ」の回答を除いて作成)
Q3. 時間が足りないと感じる具体的なエピソードを教えてください
● 夫婦で正社員として勤務しているので、日々の家事が終わらず夜中にしています。
● 平日は仕事でほとんど子どもと関わらず、土日は溜まった家事をして、気付けば子どもとの時間は数時間程度。子どもが気を使わずに甘えられてるのか心配です。
● ワンオペ育児で、実家も1時間以上の距離なので、土日祝も夫や実家などに頼れない。夫は忙しい、疲れているといって協力してくれない。
● 子どもの1人が発達グレー児なので健常児より手がかかる。それに伴うカウンセリングや先生との面談など用事が多い。
● 子どもの生活に合わせるため、どうしてもスキルアップのための勉強の時間等が後回しになりがち
● 帰りが18時以降で子どもの習い事などで夜ご飯が20時を越えてしまうことも。さらに、寝かしつけ、家事、翌日の子どもの準備で余暇の時間がなかなか取れない。
(自由回答)
Q4. 家庭で時間がかかると感じる家事はなんですか?
半数以上が料理を負担に感じてる! 献立つくりも一因に
料理:64.3%
掃除:42.9%
洗濯:42.9%
買物:42.9%
(複数回答・家事以外を選択した回答を除いて作成)
Q5. 時間をつくるために取り入れてみたい製品・サービスはありますか?
1番人気は時短掃除家電、金額の高さがハードルか
(複数回答)
Q5-1. 製品・サービスの導入をためらっている理由を教えてください。
● 費用とうまく活用できるかどうかが不安。それを調べて、検討する余裕がない。
● 頑張ればできることにお金を使うのがもったい無いと感じます。
● 初めてのことには躊躇いもあるので、家事代行やシッターサービスはちょっと心配になったりします。
(自由回答)
※回答数:26(フルタイム勤務10名、パート7名、専業7名、休職中2 名)自社インターネット調査(2024年11月実施)
FQ JAPAN VOL.73(2024-25年冬号)より転載