育休法改正でパパの育児機会も増加し、育児の分散へ――。育児雑誌が選ぶ、2022年の⼦育てトレンド発表!
2022/11/29
2022年で育児業界に影響を与えた⼈物、ヒット商品、話題になった出来事などの⼦育てトレンドを表彰する「第15回 ペアレンティングアワード」の授賞式イベントが開催され、「ヒト部⾨」7組、「コト部⾨」4項⽬、「モノ・サービス部⾨」20商品の総勢31のアワードが決定した。
夫にやめてほしいことを
南明奈さんが激白!
パパ部門の受賞は、JOYさん。会場にいる一人ひとりに手を振りながら満面の笑みで登場されました。JOY家の育児ルールは、たった1つ。相手がやってくれたことに必ず感謝の言葉を伝えること。その言葉はシンプルな5文字、「ありがとう」。「その言葉が、家庭が円満に上手くいくコツです」と話しました。
ママ部門からは2人。出産後約3ヶ月で仕事復帰した女優の夏菜さん 。その後、歩けない・骨盤がぐらつく・倦怠感などなど、身体にあとからガタが来たことを告白。世のママたちに、「仕事にそんなにがんばって早く復帰しないで、ぜひゆっくり産後は自分の身体を癒やしてください」と、がんばりすぎない育児を推奨しました。
もう1人の受賞者は、夫であるよゐこの濱口優さんと仲睦まじい南明奈さん。濱口さんがとにかく子供にデレデレで、「可愛いでチュね♡」とすっかり夫が赤ちゃん返りしたことを嬉しそうに話しました。その一方で、夫にやめてほしいことを授賞式で、初告白。「50歳の夫がおむつのことをオシメと言うんです。必ず私がオ・ム・ツよ、と言い直しています」。会場は笑いに包まれました。
インフルエンサー部門では、5歳児YouTuber望蘭ちゃん。1人で立派にフォトセッションをこなした後、ママとJOYさん、そして文化人部門の受賞者のてぃ先生にやさしく手を取られながらエスコートされて登場。緊張のあまり声が出ず、「○o$W&$%#¥」と不思議な声が。横でJOYさんが望蘭ちゃんをさりげなくサポートしている姿には、「さすがパパ!」と歓声が湧きました。
文化人部門は、保育士のてぃ先生。「昔のパパママの子育ても大変でしたが、特に今の時代は子育てするのは大変だなと感じています。子供のために様々な社会的な制度ができて来ていますが、子育て中のパパママのためのサポートがまだまだ少ないです。現代のパパママたちが楽しく子育てできる社会にしたいです」と話しました。
源田選手はゴールデングラブ賞よりもダンゼン嬉しい!?
スポーツ部門は、いまワールドカップのカタールでスペイン戦を控えている長友佑都選手。ビデオメッセージで「夫として父として、責任を持って日々邁進していきたい」とコメントが届きました。
カップル部門で受賞したのは、プロ野球選手の源田壮亮さんとモデルの衛藤美彩さん。2人で夜、寝る前、毎晩毎晩、夫婦ミーティングをしているとのこと。ステージでは、時々2人で見つめ合い、寄り添う姿に仲の良さが伝わってきました。
源田選手は、「自分が子供の頃、足が速かったから、めっちゃモテました。だから息子の足を速くする方法をてぃ先生、教えて下さい」と悩みを相談。妻の美彩さんからは「失敗を恐れない子にするにはどうしたらいい?」と相談。てぃ先生からは、「とにかく子供が夢中になることを1つ見つけること。大きな芯を作ってあげることが大事です」という的確なアドバイスがありました。
トークセッションは、さながらてぃ先生の子育ての悩み相談会に。受賞者から次々と子育ての悩みの声が上がり、その場でてぃ先生が一刀両断でザクザクと見事、解決していきました。
てぃ先生からは、源田夫妻に直球の剛速球で「5年連続5度目のゴールデングラブ賞とペアレンティングアワードのカップル部門賞、どっちが嬉しいですか?」と質問を受け、「……」と夫婦はお互いに笑顔で見つめ合いました。
2022年の⼦育てトレンド傾向
2022年育児は、「パパ」と「ママ」と「デジタル」と育児業界にもDXの波で、デジタルデバイスやサブスクも増加傾向!
「コト部門」では、4つが受賞。「育児・介護休業法改正」や、男性の育児休業取得率100%継続中の積水ハウスの「IKUKYU.PJT」、NICUへの安定供給を通じて赤ちゃんの健やかな成長に貢献している「母乳バンク」 、夫婦の不妊治療の経済的・心理的負担を軽減した「不妊治療の助成制度拡充」が受賞しました。「不妊治療の助成制度拡充」については、功労者である元首相の菅義偉氏からのビデオメッセージが届けられました。
「モノ部門」からは20商品。育児業界にもサブスク型サービスが増え、おうち時間・外遊びを楽しむアイテムやデジタルな子育てに役立つサービス、子供の健康や成長を守るグッズなど、「withコロナでも楽しく・健康的に子育てを楽しむもの」が受賞に輝きました。
育児雑誌が選んだ2022年の子育てトレンド
第15回 ペアレンティングアワード
後援:厚生労働省
※受賞理由や受賞コメントは、ペアレンティングアワード公式サイトにて掲載。
【カップル部門】
源田壮亮さん&衛藤美彩さん
【パパ部門】
JOYさん
【ママ部門】
夏菜さん
南明奈さん
【スポーツ部門】
長友佑都さん
【文化人部門】
てぃ先生
【インフルエンサー部門】
望蘭(チビみらん)ちゃん
【コト部門】
●育児・介護休業法 改正
●積水ハウスの「IKUKYU.PJT」(積水ハウス)
●不妊治療の助成制度拡充
●母乳バンク(一般財団法人日本財団母乳バンク)
【モノ部門】
●アイロボット / ルンバ i2
●アップリカ / Luce(ルーチェ)
●Amazon Services International LLC / Amazon Kids+
●アマゾンジャパン / Amazon Fire キッズモデルシリーズ
●Age of Learning Japan / 子ども向け英語学習アプリ ABCmouse English
●エールベベ /「クルットR」シリーズ
●花王 / Kaoすまいる登園
●クラシエホームプロダクツ / mä&më Latte (マー&ミー ラッテ)
●コールドクター / みてねコールドクター
●篠原化学 /「fossflakes(フォスフレイクス)」シリーズ
●スマイルケアジャパン社 / ママ代行ミルク屋さん
●セガトイズ / ディズニー&ピクサーキャラクターズ Dream Switch2
●ちゃいなび / 電動鼻水吸引器「スルルーノ」
●TOKAI / うるのん子育てプラン
●ナチュラルサイエンス / ママ&キッズ ベビーライン
●ハイアール / セカンド冷凍庫「168L前開き式冷凍庫」
●ビーサイズ / BoT トーク
●明治 / こども育てるえいよう 明治ミラフル
●Montagna(モンターナ) / アウトドアトイシリーズ
●LIXIL住宅研究所 アイフルホームカンパニー / こだわりをカタチにする家 FAVO
参加媒体
『あんふぁん』 発行:こどもりびんぐ
『FQKids』 発行:アクセスインターナショナル
『FQ JAPAN』 発行:アクセスインターナショナル
『ぎゅって』 発行:こどもりびんぐ
『kodomoe』 発行:白泉社
『ゼクシィBaby』 発行:リクルート
『Happy-Note Forマタニティ』 発行:ミキハウス子育て総研
リンク
写真:藤記美帆
取材・文:脇谷美佳子