家族キャンプを楽しむカギはテントにあった?専門家が教える正しいテントの選び方
2022/06/25
子供とキャンプに行ってみたい。興味はあるものの、まだ踏み出せていない人も多いのではないだろうか? 今回はそんな方に向けて、まずはキャンプの居住地となるテントの選び方について紹介する。
子供との時間を
どう過ごすかが最優先
子供と一緒にアウトドアアクティビティを思う存分楽しみたい人は、ここ数年確実に増えている。とはいえ、二の足を踏んでしまうのも事実。簡単に始めるコツはあるのだろうか。
「最初から好みのギアを揃えたくなるところですが、そこはグッと我慢。キャンプ知識ゼロからのスタートであれば、レンタルして始めてみると良いでしょう。キャンプを続けたいと思ったら、お好みのアイテムを買い揃えていくと良いのでは」と話す牛田さん。
まずは難しく考えずトライすることが大切とのこと。また、キャンプ場では子供との過ごし方にも注意したいと続ける。
「気が緩んで子供を自由に遊ばせがちなのですが、キャンプ場は危険と隣り合わせ。滞在中は子供から目を離さないように気をつけてください」。確かに滞在中は、子供のケアまで手が回らないシーンも少なくない。
「そういうときは、子供にペグを打ってもらったり荷物を運んだり、準備を一緒に楽しみましょう。せっかく遊びにきているのに、テント設営に時間を取られちゃうのはもったいないですよ」。この夏休みは、皆さんもキャンプにチャレンジしてみてほしい。
わが家にぴったりの
ファミリーテント選びのポイント
キャンプを快適に楽しめるかどうかの鍵は、テント選びにあり。数あるファミリー向けテントの中から、家族のキャンプスタイルにぴったりなものを選ぶためのポイントを教えてもらった。
POINT 1
家族キャンプでは設営がスムーズなものを
待ちに待った家族とのキャンプでは、できるだけスムーズにサイトを完成させて、家族と過ごす時間を増やしたいもの。設営・撤収が早く済めば、家族との時間も増えるはず。そこで購入時には、お店の方にアドバイスを受けたり設営の実演をしてもらい、自分の目でしっかり確認し、設営しやすいテントを選びたい。
POINT 2
シーンに合わせて必要な機能を見極める
大切な家族を守るためには、できるかぎり機能性もチェックしておきたい。具体的には、設営のしやすさや耐風・耐水性などが大切になる。特に夏は、結露対策や息苦しさを軽減するためにも通気性が重要だ。価格や用途、デザインなどの視点から選択肢を絞り、機能や扱いやすさ、目的に見合った種類であるかを見極めて購入しよう。
POINT 3
悪天候でも安心したいなら2ルームテント
ファミリー向けに人気が高いのは設営も簡単な2ルーム型。テントとシェルターが一体化しているようなもので、テント内のスペースが大きく、ゆったりと使えるサイズ感でありながら、設営と撤収が簡単。構造的にも悪天候に強いのが魅力だ。リビングから寝室にも目が届くので、小さな子供と一緒でも安心して過ごせるだろう。
キャンプでは防犯対策も忘れずに!
キャンプ人気が高まる一方、キャンプ道具や貴重品を狙った盗難被害は増加傾向にある。被害に遭わないためには、自分たちできちんと対策を心がけよう。2ルームテントなら前室にキャンプ道具をしまって置けるので、リスクも軽減。テントに鍵をかければ、安心感も増すに違いない。