交通事故による子供の犠牲を0へ!
世界発の欧州新安全基準対応カーシート
2014/06/12
次世代の欧州安全基準「i-Size」の開発には、大きくかかわっているというエアバギーのカーシートブランド「マキシコシ」の商品説明会をご紹介。
世界初、次世代安全規格「i-Size」対応機種を発表
優れたデザイン性と安全性で世界的に評価の高い、オランダのカーシートブランド「マキシコシ」の商品説明会が5月23日金曜日、東京・港区のオランダ大使館で開催された。プレゼンテーターは、マキシコシの商品マネージャーを7年間務めたランス・ヒューステン氏。彼自身も4歳の双子の兄弟の父親で、もちろんマキシコシユーザーだ。
アメリカとヨーロッパに2つの研究所を持ち、年に1400回の安全テストを繰り返すなど、同社の安全性へ取り組みの信頼性は高く、そのテスト結果はヨーロッパの新しい安全基準にも影響を与える。昨年11月に採用された、次世代の欧州安全基準「i-Size」の開発には、同社が大きくかかわっているという。
これまでの統一基準であった「ECE R 44/04」は、正面に対する衝撃には対応していたが、横方向の衝撃に対する基準は定められてはいなかった。一方、新基準のi-Sizeでは、新たな側面衝撃テストを導入。さらにベビーシート(反進行方向)からカーシート(進行方向)への切り替え時期を正確に把握できるよう、体重ではなく、洋服のサイズのように身長を目安にカテゴリー分けを行うという。
今回、この説明会でフィーチャーされたのは、世界で初、さらには世界でひとつのi-Size対応商品である2wayFamily(専用車載ベース2wayFix&2wayPearlもしくはPebble)。シートへの固定は、シートベルトを使用せず、車体と直接連結するため誤装着の危険性の少ないISOFIX方式(対応車のみ装着可)。さらに2wayPearlに関しては、背面シート全体で衝撃を吸収する反進行方向乗車が4歳まで可能となっている。
日本における交通事故による車内での子供の死亡者は、1年間で117人(2009年、オランダ・ドレル社調べ)。その原因の多くは、カーシートをシートベルトで肯定する際の誤装着と、首が十分に発達していない段階でのカーシートへのステップアップだと言われている。この数を0に近づけるためには、2wayFamilyのような、さらなる安全性の高いカーシートの普及は必要不可欠と言えるだろう。
まだまだ我が国は、オランダのマキシコシを始めとした先進的な欧州製品に追随するところは大きい。
i-Sizeとは、赤ちゃんへの確かな安全を提供するために開発されたヨーロッパの新しい安全基準。
側面と正面の衝撃から頭や首をしっかりと保護するために。また、成長に伴うカーシートの乗り換え時期をよりわかりやすく明示するなど、従来の基準からさらに高い安全性を推し進めた新しいグローバルスタンダードとなる。
(参照)http://www.maxicosi.jp/isize/
Text>> MUNEKATASUMITO
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