ついにわが子が歩いた! 初めての靴選びで気をつけるポイントとは
2020/04/02
人間の赤ちゃんは動物の中でも未熟な状態で生まれてくる。だからこそ一人前になるために多くのケアをしてあげねばならない。それが子育てだ。自分の足でしっかりと立って目標に向かって歩き、食べていけるようにしてあげねばならない。わが子の「歩み」について考えてみよう。
大人とまるで違う赤ちゃんの骨
子供がよちよちと歩きだしたときの可愛らしさと喜びは格別だ。そして、靴を買ってあげることも考えなければならない。わが子のファーストシューズ選びには十分な配慮が必要だ。足の骨の発達から見てみよう。
赤ちゃんの骨は大人のそれとはまったく違う。まずその数。大人の全身の骨は成人で206個。ところが赤ちゃんの骨は300個以上あるのだ。それがくっつき合って成人の骨格が形成されていく。
また、胎児のときは頭蓋骨以外は軟骨で、成長にともなってカルシウムが沈着して骨化するのだ。最初は骨の中央部、その後に骨の両端に血管が入り込み骨化を助ける。成長するのは骨化せずに残された軟骨部分だ。
個人差はあるが女性で15~16歳、男性で17~18歳まで成長が続く。
オーダーメイド靴の選択も
足を形作る足根骨は成人で7個あるが、歩き始める頃には4個しかない。この時期の赤ちゃんの足は柔らかくもろい、未熟な状態なのだ。だからこれからの成長を考えて靴も選んであげなければならない。
日本橋人形町でオーダーメイド靴店、&Steady(アンド・ステディ)を運営する有限会社アクストによれば「とにかく大きく変化していく足ですから、赤ちゃんから子供の足は、大人の足とは扱いが異なると心得ましょう。靴の中で足指が自由になり、靴が足の邪魔をしないこと。こうした靴が理想的」とのこと。
同店では「ファーストシューズの手作りキット」をリニューアル。全180種のレザーから選んでデザインできイニシャル入れも可能だ。サイズは12センチ。履かせたとたん「今朝よりしっかり歩く」とパパが驚くこともあるそうだ。ママの靴とお揃いのファーストシューズキットを、という要望にも応じてくれるので、パパからのプレゼントにもどうだろうか。
DATA
Text:平井達也