ウイルス感染や肌乾燥への対策は万全? パパママはどう子供を守る?
2020/03/04
ウイルス感染や肌の乾燥など、はじめての冬はトラブルが起きがち。その対策を、有明こどもクリニック 小暮裕之先生がアドバイス!
スキンケア
月齢の低い赤ちゃんであるほど、皮膚は薄く、角質層のバリア機能は未熟。アレルゲン物質などの刺激を防ぐ力が弱く、肌トラブルも起こりやすいのです。
また、赤ちゃんは新陳代謝が活発。汗や汚れが刺激の原因になり、肌荒れを起こすことも。冬でも毎日お風呂に入って肌を清潔にしてあげましょう。洗う際は皮膚に必要な潤いは残し、汚れだけ落とすようなイメージです。入浴後には必ず保湿剤を使用して、乾燥しすぎないようにしましょう。
ウイルス対策
インフルエンザやRSウイルスなど、月齢が低いほど重症化しやすい感染症もあります。赤ちゃんの感染症の多くは家族からです。まずは家族が手洗いやうがいなど、消毒を徹底すること。
もし家族がインフルエンザなどにかかってしまった場合は、その人が触ったドアノブや食器、タオルなど、赤ちゃんが触れる可能性のあるところはしっかり除菌することが必要です。アルコール除菌ができないノロウイルスなどは、塩素系漂白剤を用いて除菌しましょう。
FQ JAPAN VOL.53(2019年冬号)より転載