7歳の子供たち1000人に聞いた100年を生きる幸せ! 出産後からできることは何?
2019/12/05
いよいよ人生100年時代が到来した。我が子もあと100年生きる可能性が十分にあるのだ。子供自身は、100年の人生をどう捉えているのだろうか。7歳の子供1,000人にアンケートした結果が発表された。パパママは何をしてあげられるだろうか。
パパママ、長生きしてね!
アンケートを行ったのはSOMPOひまわり生命保険株式会社だ。社内に、健康に関する調査・研究・情報発信チームとして「SOMPOひまわり総合健康応援団」を発足させ、SOMPOひまわり総健リサーチ第1弾として実施したものだ。
アンケートではまず、100歳まで生きたいかを尋ねている。8割の子供が100歳まで生きたいと回答した。何歳まで生きたいかも質問したところ、平均して92.3歳という結果だった。
また、自分のパパママに何歳まで生きてほしいかも尋ねている。こちらの結果は平均97.5歳。子供たちは自分以上にパパママに長生きしてほしいと願ってくれていることが判明した。
7歳が考える100年の人生に
必要だと思うもの
100歳まで生きるために必要なだと思うものを尋ねると、やはり1位は「健康」だった。2位がお金。そして家族、友達、美味しい食事と続いている。
子供たちが、ただ長く生きるだけではなく、充実した楽しい人生を望んでいることが読み取れる。
さて、最も大事だと思っている健康について子供たちはどのような意識を持っているのだろうか。まず、今の自分が健康かどうか。
また、健康のために気をつけていることは以下である。
こうした意識の一方で、日々の生活実態については、運動よりもテレビを見たりゲームをしたりする時間が長いという回答結果も出た。少し心配なところがあるので、パパママは子供たちのこの意識を行動に変える方法を考える必要があるのかもしれない。
7歳の子供たちが抱く夢
100歳まで充実した人生を送りたいと思い、そのために健康にも気を遣おうと考えている現代の子供たち。人生にどんな夢を描いているのだろうか。
まだ7歳だから、これから夢も変わるし、挫折も経験するだろう。また、今は夢がない子供たちにも夢が訪れる日が来るだろう。
現時点での具体的な夢も寄せてもらっている。
■世界で活躍したい
「世界で活躍するサッカー選手」「昆虫博士になってコスタリカに行く」「スポーツチャンバラの世界大会で優勝する」「世界を回る、グローバルな人間」
■テクノロジーへの期待
「月に行く」「人の役に立つものを発明する」「空を飛ぶ車をつくる」
■家族で仲良く
「ママと一緒にくらしたい」「家族に家を建てる」「パイロットになってパパとママをハワイにつれていく」「お母さんとお父さんが楽しく生きてほしいから、お金持ちになる」「シェフになり、両親に自分が作った料理を食べさせる」
また、「恐竜にあいたい」「魔法使い」「妖精」「ゴジラになる」「仮面ライダーになる」といった壮大で可愛らしい声もあった。
つきたい職業については以下のようなランキングになっている。
また、将来日本がどんな国になってほしいか、という問いには次のような答えが返ってきている。
子供たちには、100年後の自分へのメッセージも寄せてもらっている。
パパママとしてももちろん、100年後も子供たちに、元気で幸せでいてほしい。一方で、今、時代は大きな転換期を迎えようとしている。
ソサエティー5.0という言葉を聞いたことがあるだろうか。日本政府や経団連が提唱する未来社会のコンセプトだ。狩猟社会、農耕社会、工業社会、情報社会といった人類がこれまで歩んできた社会に次ぐ第5の新たな社会をこれから迎えるとされているのだ。
これから100年を生きる子供たちは、おそらくそうした大変革を経験することになる。激流を乗り切り元気で幸せな100年を生きられるように、子供たちに今してあげられることは何か、知恵を出し合う必要がある。
DATA
Text:平井達也