女性の社会進出へつながる一歩!
広島県が「イクメン企業同盟」結成
2014/04/12
広島県では、「育メン休暇応援制度」や「いきいきパパの育休奨励金制度」を創設するなど、女性が働きやすい環境づくりに取り組んでいる。
日本では、男性の育児休業取得率が2%に満たないという事実をご存知だろうか。
少子高齢化による労働力の減少が懸念されている今、社会や経済に活気をもたらすには女性の社会進出が重要だ。そのためには、男性も積極的に育児に参加する必要がある。
広島県では、「育メン休暇応援制度」や「いきいきパパの育休奨励金制度」を創設するなど、女性が働きやすい環境づくりに取り組んでいる。そして、今年2月には男性の育児・家事への参画を推進するために新たな試みが実行に移された。それが、「イクメン企業同盟」だ。
男性の育児休業取得や育児・家事への参画促進に積極的な県内の経営者が一堂に会し、全国初のイクメン知事として知られる湯﨑英彦広島県知事を含めた20名のメンバーで構成するこの同盟。集まった経営者らは、企業内で男性の育児・家事参加を進める環境づくりを推進するとともに、自らが広告塔となってイクメンのイベントなどに参加するという。これは全国でも始めての試みだ。
個人的に育児に参加する意欲があっても、実際に男性が育児休業を取得するのは難しい。企業の経営者や自治体の首長が率先して動くことで、いかに社会の意識を変えられるかが重要になりそうだ。広島県の「イクメン企業同盟」結成は、女性の社会進出に向けて大きな一歩を踏み出したといえるだろう。
【問い合わせ】
広島県
http://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/ouensaito-sub/
Text>>KOYORI NAKAMURA
(2014.04.12up)