バナナマン設楽統さんが「子供に誇れる仕事は父親冥利に尽きる。」と語った!
2019/07/25
平日は情報番組でMC、夜はバラエティやラジオなど、多忙な生活を送る、バナナマンの設楽統さん。そんな中、年頃の娘さんとは2人でご飯に行くほど仲がいいという。設楽親子の“仲良し”の秘訣とは?
最新作『ペット2』は
大人も子供も楽しめる映画
日本でも大ヒットしたアニメーション映画の最新作『ペット2』が7月26日(金)に全国公開。主役マックスの声優を、前作に引き続き、お笑いコンビ・バナナマンの設楽統さんが務める。
同作は、“飼い主の留守中、ペットは何してるの!?”という動物好きにはたまらない秘密の世界を描き、キャラクターも愛らしく、幅広い年代に親しまれる作品だ。最新作では、ペットたちがスケールアップした冒険と大騒動を巻き起こしながら、勇気を持って困難に立ち向かい、成長する姿が描かれる。設楽さんはこの映画をどのように見ているのか。
「今回の作品には、壮大な物語が3つぐらい詰め込まれています。なおかつ冒険あり、アクションありなのに、うまいことまとまってるんですよ。大きなテーマは、犬のマックスの成長と家族愛。飼い主家族に赤ちゃんが生まれ、マックスのことをギュっと抱き締めるシーンがあるんです。それこそ父性と家族愛がバーン!って芽生えるときって、あんなことされたときですよね。だから、パパやママには、共感できるポイントがたくさんあるはずです」。
私生活では、設楽さんは17歳の娘さんのパパ。さて、設楽さんの父性が芽生えたきっかけはなんだろうか。
「オレ、メロン好きなんすけど、一番甘いところを子供にあげたんですよ。そんなことする人間じゃなかったんですが。その瞬間、『やっぱパパだな』って思いました(笑)」。
「マックスそっくり!」と
指摘されるほど役に没入
「前作もそうだったんですが、キャラクターに声を当てていく過程の中で、役の世界にすっかり入り込む瞬間があるんです。僕は『ゾーンに入る』と表現しています。そうすると、マックスの顔が自分の顔に見えてくるし、相方の日村がやっているデュークという犬も日村に見えてきます」。
そのせいか、自宅でソファーに座っているとき、たまに娘さんから「マックス!」と呼ばれることもあるそう。「娘とは、普段からご飯も映画も一緒に行くし、僕が出るライブや試写会のようなイベント、舞台挨拶などにも来てくれるんです。映画を観終わった後は、親子のディスカッションタイム。『あのシーンはどうだった』、『あの行動は、あの目的のためのものだろう』など、感想を言い合ったりします」。
前作の時は『すごいね!』というコメントをもらったため、今回もどんなことを言ってくれるのか楽しみにしているそう。
「この仕事は子供に誇れます。父親冥利に尽きますね」と、設楽さんは誇らしげだ。
家族の共通体験が
結束力を高めてくれる
17歳の娘さんならお年頃だが、何でもないときに服をプレゼントしているんだとか。「モノでつる(笑)」と設楽さんはおどけて話すが、奥さんにもずっとしてきている、洋服好きの設楽さんの“ごく自然な行動”。父親が自然体だからこそ、設楽家のコミュニケーションは良好。
「自分では、コミュニケーション下手だと思っているんです。だから、うまいこと立ち回るためにあれこれ作戦を立てるといったことは、ほぼしません。ただ、小さな頃から子供扱いせず、大人に話しかけるような言葉を選びます。それから、具体的な指示はせず、自分なりの考えを提案する程度にしています。娘については、『そういう目標があるなら、こういうところをやるといいと僕は思うんだけどね』といった感じです。ちなみに、娘だけでなく、他の人にもそういう言い方をします」。
家族への深い愛情を語る設楽さん。話を聞いていると、愛情あふれる犬のマックスとイメージが重なってくる。動物たちが力を合わせて頑張る様子から学ぶべき点は多い。
「子育てにおいて、一緒に何かを達成することはいいと思っています。例えば、映画をちゃんと最後まで観るとかでもいいんです。子供が小さい頃、まだ家でDVDを短時間観るような時期に、2人で初めて映画館に行ったんです。でも、意外と最初から最後まで飽きずに観られて驚いたことがありました。そんな小さなことでもいいので、『一緒に何かを達成する』というのは、結束を強めてくれると思っています。友達同士でも何かをやり遂げてみんなでイエーイ!みたいなノリと一緒。ちょっとずつ一緒にやって、何か共感したり、共通の思い出があったりするといいですよね」。
ぜひこの夏は、『ペット2』を親子で観に行って、家族の思い出を作ってほしい。
DATA
映画『ペット2』7月26日(金)全国公開!
『ミニオンズ』『SING/シング』のイルミネーション最新作!主人公のマックスと、相棒のデュークは飼い主ケイティと楽しく暮らしていたが、ケイティが結婚して新たな家族が! ギジェットやクロエといった同じアパートに住む仲間たちは、マックスの大事なものをなくしてしまい危険な大冒険へ! そしてスノーボールは、正義のヒーローに覚醒!? お行儀よく留守番できない彼らが、新たなキャラクターも加わり、前作のスケールを遥かに超える、とんでもない大騒動を巻き起こす!
日本版声優:設楽統(バナナマン)、日村勇紀(バナナマン)、佐藤栞里、永作博美、伊藤沙莉、内藤剛志 宮野真守、梶裕貴、沢城みゆき、中尾隆聖 他
配給:東宝東和
HP:映画『ペット2』 公式サイト
© Universal Studios.
PROFILE
バナナマン 設楽 統
1973年、埼玉県生まれ。知人の誘いをきっかけに相方・日村勇紀と出会い、バナナマンを結成。単独ライブのチケットは即完売する人気コンビ。芸人としてはもちろん、俳優やMCなど活躍の場を広げている。現在は、情報番組「ノンストップ!」(CX)でMCを務めるほか、テレビやラジオなどで活躍中。
Photo » NATSUKI MATSUO (OHKAWA NAOTO Photography.inc)
Text » ETSUKO KIMURA
Styling » HIKARU WATANABE
シャツ¥9,800(Manual Alphabet)/M・K SQUARE TEL:06-6534-1177、その他スタイリスト私物
FQ JAPAN VOL.51より転載