虫歯が原因で学校に行けない……子供のデンタルケアのために親がすべき3つのこと
2019/05/10
子供の虫歯は深刻な問題だ。食事や睡眠に悪影響を及ぼすし、虫歯が原因での学校の欠席も全国で年間60,000日に上る。子供のいる家庭を支援するために、イギリスの公共健康機関(PHE)は糖分を減らすためのキャンペーンを開始した。ここでは、PHEが推奨する子供のデンタルケアの方法を紹介する。
虫歯で歯が抜ける責任は親にある?
イギリスの公共健康機関(PHE)の調査によれば、5歳以下の子供が病院での抜歯を必要とした場合、その90%は予防可能な虫歯を原因とするものだった。
また、6歳から10歳の子供についてもいまだに病院での施術で最も件数が多いのは抜歯だ。
この問題を解決するために、PHEは、糖分を多く含んだ食べ物や飲み物の代わりに、より健康的な食べ物を摂取することを子供を持つ親に推奨する取り組みを開始した。
フッ素化合の歯磨き粉を使用することや、日頃から子供の歯の健康に注意することが親たちには求められる。
親に推奨されること
1. 糖分の多い飲み物やスナック菓子、ヨーグルトなどの代わりに、低糖質ヨーグルトや無糖のジュースを子供に勧めること。
2. フルーツジュースやスムージーの摂取量を一日150mlまでに制限し、必ず食事と一緒に飲むようにすること。
3. フッ素化合の歯磨き粉を使って1日2回(朝と就寝前)の歯磨きを欠かさないこと。
そして、口をゆすぐのではなく、含んだ水を吐き出すことを意識させるようにしよう。口をゆすぐと歯を保護するフッ素成分が洗い出されてしまう可能性があるからだ。
また、歯磨きは最初の歯が生えてきたらすぐに開始するようにしよう。
歯の健康は体の調子を整えるために大切のことだ。年に一度は歯科検診をして、清潔さを保つようにしよう。子供を愛しているなら、歯のケアを忘れずに。
TEXT:Andrea Oldereide
兄弟誌FQ UKより転載