自転車事故の危険を知る!「おやこじてんしゃ勉強会」①
2018/08/15
親子自転車は子供にとって楽しい乗り物。しかし、親の11人にひとりは転倒経験があることをご存知だろうか。親子乗り自転車の事故ゼロを目指し活動する「おやこじてんしゃプロジェクト」から自転車の選び方をご紹介。
自転車の耐久年数は10年程度
購入時に家族計画を考えよう
子供がいる家庭なら一家に一台が当たり前というくらい身近な「おやこじてんしゃ」。自転車そのものはもちろん、チャイルドシート、ヘルメット、保険などしっかり選んでいきたいもの。選び方のヒントとは。
【自転車を選ぶときに確認しよう!】
◎BAA(ビーエーエーマーク)…消費者の安全を第一に考え、自転車業界の自主基準である「自転車安全基準」に適合した自転車に貼付されている。安全・安心だけでなく環境にも配慮。
◎幼児2人同乗基準適合車…子供を乗せた際、安全に走行できるよう車体の強度やブレーキ、ハンドルの操作性、走行時、駐輪時の安定性などの細かい基準をクリアした自転車に貼付されている。同乗する子供が2人のときはもちろん、1人の場合にもこのシールがついている自転車がおすすめ。
◎SGマーク…製品ごとに安全性に関するSG基準が定められ、その基準に適合した製品に貼付されるマーク。いざというときに子供を選ぶヘルメットやチャイルドシートにSGマークが貼付されているか確認しよう。
Q.「おやこじてんしゃ」の耐久年数は?
A.自転車そのものは、「大掛かりな部品交換」や「安全性を重視」すると10年程度での乗り換えが一般的。
⇒タイヤやブレーキ、電動アシスト自転車ならバッテリーなどそれぞれに耐久年数がある。購入時にライフスタイルや子供の成長など10年間の家族計画を考えることがポイント。
Q.チャイルドシートには何歳まで乗れるの?
A.自転車に同乗させていい子供は1歳から6歳になるまで。しかし、メーカー、形式ごとに推奨年齢や適用体重がある。
⇒同乗する子供は1人なのか、将来2人になるのかがポイント。2人同乗の場合、自転車は「幼児2人同乗基準適合車」を選ぶ。
⇒2人同乗の場合は同乗する時の兄弟姉妹の年齢を確認しよう。チャイルドシートによって適合しない自転車もある。
⇒ハンドルに荷物をかけての運転は危険! 荷物を載せることも考えよう。
Q.今使っている自転車の後ろにチャイルドシートをつけられる?
A.リヤキャリア(後ろの荷台)を最大積載量(25~27kg)に付け替える必要があるが可能。
⇒ただし、将来20kgを超える子供を乗せて安全に走行できるか、使用頻度、使用する道路情報をを考慮して選択しよう。付け替え、取り付けは必ず自転車屋さんで行うこと。
⇒体に合っていないチャイルドシートは危険! メーカー推奨の年齢だけで決めずに、子供の体型や成長に合わせて交換しよう。
Q.子供が3人いる場合は?
A.2人の子供を乗せ、ほかに1人おんぶして自転車に乗るのはNG。また、未熟な運転で子供が公道を走行するのは危険。家事・育児の分担を話し合い自転車で行きたくても安全な移動手段を選択しよう。
自転車は必ず試乗して体に合ったものを選び、定期点検を受けよう。インターネットで購入したチャイルドシートは自転車屋さんで取り付けること。家族にピッタリの「おやこじてんしゃ」をみつけてほしい。
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