子育て世帯の平均所得は740万円、前年比4.6%上昇
2018/07/26
厚生労働省がまとめた2017年の国民生活基礎調査によると、子育て世帯の平均所得金額は739万8,000円だった。前年の707万6,000円よりも4.6%増加した。
前年より30万円以上アップ
要因の1つは共働きの増加
厚生労働省が7月20日にまとめた2017年の国民生活基礎調査によると、2016年の子育て世帯(児童のいる世帯)の平均所得金額は739万8,000円だった。前年は707万6,000円で、この1年間で4.6%(32万2,000円)上昇した。
なお全世帯の平均所得は560万2,000円で、前年比2.7%上昇。このうち高齢者世帯は318万6,000円で、同3.4%上昇となっている。
各種世帯の1世帯当たり平均所得金額の年次推移
子育て世帯の平均所得が上昇している要因の1つとして考えられるのが、共働き世帯の増加だ。今回の調査では、子育て世帯の母の仕事の状況についても触れており、母の「仕事あり」の割合は70.8%(前年67.2%)。年々増加傾向にあり、今回初めて7割を超えた。