食べるのが大好きな子供を「太らせない」6つの方法
2018/06/27
我が子は抱きしめたくなるほどかわいいかもしれないが、だからといって子供を太らせるのは大間違いである。不健康だし、食べさせるのに大金がかかるし、ブランコに乗せて押すのにもひと苦労。そんなことになる前に、この6つの食育で子供をKEEPスマート!
①子供に適した
方法をとる
英国で太りすぎの子供の数は増大し、100万人以上が肥満に認定されると推定されている。これは日本でも同じ現状なのかもしれない。
だが、我が子が太りそうな気配を見せたからといって、安易に流行を追ってはいけない。「子供に減量させてはいけません。ともかく医師に相談してからにして下さい」。肥満に関する慈善団体ウェイト・コンサーンの研究栄養士・ナイアニ・スリザランさんはこう語る。
小さな子に低炭水化物ダイエットをさせると、成長に重大な影響を及ぼすことがある。特にまだ成長期の最中の無理なダイエットは、後年、摂食障害をきたす場合もあるのだ。
②甘い物より
家庭サービス
ご褒美として、またはご機嫌をとるために食べ物を使うという行動は、親としてついとってしまいがちである。特に仕事で疲れた一週間を送った後などは、ちょっと豪勢なテイクアウトで済ませたくなってしまうものだ。
「ですが、ご褒美として子供にファーストフードを与えるのは、避けたほうがいいですね。そうすると、食べ物を楽しみのもとと認識してしまうだけです」。前出のスリザランさんは言う。
そのかわりに、子供たちを公園に連れて行って遊ばせれば、子供たちはカロリーを消費できる。もちろん、ついでにあなたのカロリーも。
③テレビを見ながらの
食事はやめさせる
食習慣のお手本は、あなた自身が見せるべき。スリザランさんいわく、「新鮮なフルーツや野菜をたっぷりとって健康的な食生活を送る両親を持つ子供は、家庭で確立してきたその食事パターンを踏襲する傾向にある」という。
正しい食べ方を見せるために、できるだけ家族で食卓を囲むべき。テレビを見ながらの食事や、寝室での食事など、食べ物から気が散るようなことは決してさせてはならない。
④小さなシェフを雇う
「食事の用意に子供も関わらせてみて下さい。そうすると、子供は自分の食べているものに、より関心を向けるようになり、新しい食べ物にも挑戦するようになります」とスリザランさん。
いつの間にか、小さな鉄人シェフが夕食の準備をしている間、あなたはゴロゴロしていられるようになるかもしれない。
⑤おやつを工夫する
子供に肥満をもたらす一番の要因は、子供が手に入れやすい高脂肪で糖分の多い、大量のスナック菓子だ。楽しくヘルシーなおやつを、見せ方を工夫するなどして与え、太りやすい物を寄せつけないようにするといい。
ピーナッツ・バターをつけたセロリのような野菜からはじめてみよう。ニンジンを浸して食べるように低脂肪のソースやヨーグルトを与えるのもいい。
「野菜をいろんな形に切って、目で楽しめるようにしましょう」とスリザランさんは提案する。
⑥良いものに
あくまでこだわる
固形食に切り替えて数ヶ月の間に、子供の味覚は急激に成長し、味の違いがわかるようになる。
「たいていは子供が本当に味を覚えるまで、8回から10回はかかることでしょう。ですから、すぐにあきらめてはいけません」(スリザランさん)。
いろいろ試してもうまく野菜を食べさせられなかったら、野菜を焼いてみよう。火を通すことで、苦味のある野菜にも甘みが出るし、熱で消失してしまわない限り、栄養価を下げることもないのだ。
TEXT/DON
FQ JAPAN vol.02より転載