夫が知っておくべき、産後の妻の再就職事情
2018/06/25
産後の妻が「子供が一定の年齢になったら」と考える再就職。経済的な事情だけでなく、将来のため、社会と繋がりたい気持ちなど、現代女性の働く意欲は高い。しかし、いつから働くのか? 子供が何歳になったら? 夫のみ有業等のパパ・ママを対象とした調査結果とともに、夫がすべきことを考える。
再就職を予定しているママは9割弱
時期は子供年齢で1歳、3歳が多い
妊娠・出産・育児で離職をした妻。今は家事・育児と奮闘しているが、働く意欲はある。近年、女性活躍の推進が国会でも頻繁に取り上げられているが、実際に再就職の予定があるママたちはどのくらいいるのだろうか。また、再就職の時期はいつごろを予定しているのだろうか……。
その疑問に応えるべく、株式会社コズレが、夫のみ有業等のパパ・ママを対象に「ママの再就職の予定に関する調査」を実施した。
その結果、子供が一定の年齢に達した時期に、多くのママが再就職を予定することが分かった。再就職を予定しているママは9割弱。多くのママが再就職に対して前向きに検討をしている。
では、具体的に再就職の時期についてはどのように考えているのであろうか。この点については、子供の年齢が1歳、3歳のタイミングを検討している人が多いことが判明。1歳に関しては育児休業給付金の受給や授乳などのお世話が一段落するタイミング、3歳に関しては、幼稚園入園のタイミングである。このような要因が再就職のタイミングに大きな影響を与えていると考えられる。
再就職への高い意識を持つママたちだが、実際に就業に結び付けていくためには、政府や企業等様々な関係者が仕組み・枠組みを検討していくことが肝要であるといえる。
妻からすれば、再就職に対して不安や焦りも当然あるだろう。夫であり、子供の父親である自分に出来ることは、気持ちを聞いて共感し「妻を信じて応援すること」ではないだろうか。「大丈夫!」と背中を押してあげたい。