子供を効果的に叱るための7つのポイントとは?
2018/02/28
ここぞというときに、子供を叱るためのカミナリの威力をMAXに!そのために、日頃から7つのことを心がけよう。効果的に叱るための良い下地ができていれば、声を荒げたりしないで済む。
其の一:つまらない小言は言わない
普段から「ダメダメ」言っていると、「ダメ」の価値が急落し、「ダメのインフレ状態」になってしまう。小言も同じ。いざという時に効果を発揮するように、日頃から余計なところで小言や「ダメ」を言わないようにしよう。
其の二:いいところをたくさん見つけてあげる
「いつもあら探しをされている」と子供が思っているようでは、叱られたときも「またか」と思うだけ。「いつもは一杯褒めてくれるパパが、今回は怒ってる」と思うからこそ、まじめに聞こうと思ってもらえるもの。
其の三:叱り終わったらすぐに気持ちを切り替える
一度叱り始めると、なかなか不機嫌が直らない父親もいるかもしれない。しかし、それでは子供は「また始まった、早く終わらないかなぁ」という姿勢になってしまう。短く終わる安心感があればこそ子供はちゃんと聞く。
其の四:叱りすぎていたら「止めてね」とママに頼んでおく
ついやり過ぎてしまうことは誰でもある。それを恐れてちゃんと叱れないという父親もいる。やりすぎていないか、自分で冷静な判断を下すことが難しいと思うなら、最初から妻に監視役を頼んでおくのも手。安心して叱れる。
其の五:叱りすぎたら素直に謝る
叱りすぎを恐れて叱れないのも良くない。もしやりすぎてしまったと思ったら「ちょっと言い過ぎた」などと謝ればいいのだ。父親の威厳がなくなるどころか、「ちゃんと謝れるってカッコいい」と思ってもらえるはずだ。
其の六:ママにもガツンと言える勇気をもつ
「パパって子供には強気なのに、ママの前ではヘタレだよな」なんて見透かされてしまっては、それこそカッコ悪い中間管理職のようで威厳などあったものではない。時にはママにもガツンと言える勇気が父親には必要だ。
其の七:まず自分がちゃんとする
自分ができていないことを子供に求めても無理。まずは自分がちゃんとする。自分のことをひとまず棚に上げて子供を叱ることは場合によって必要だが、その後で、こっそり我が身を正すこと。手本を示せば子供はマネする。
文/KOTARO KITA
FQ JAPAN 2012年 SUMMER ISSUE vol.23 より転載