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【大学教授監修】子供の事故を防ぐ 外遊び6つのアドバイス

子供の事故を防ぐ
6つのアドバイス

交通事故で最も多い「自転車事故」

交通事故は、全体では圧倒的に少なくなってきています。40年代の交通戦争と言われた時代から比べると、エアバックや飲酒運転の取り締まりなどの要因もあり、かなり減ってきています。かわりに、死亡事故までには至らないものの、重大なケガになる自転車事故が増えています。

●子供乗せ自転車
自転車に子供を乗せていて、親がちょっと用事で自転車を離れたときに転落するケースでは、頭から落ちるため重症に繋がります。そうしたこともあり、「幼児2人同乗基準適合車」いわゆる「3人乗り対応自転車」がOKになった反面、ヘルメットの着用が求められるようになってきています。

●子供の自転車
小学校1年生から6年生の間に急速に手は大きくなりますが、ブレーキの大きさが合わないと力は入りません。自転車のブレーキと手の大きさが合っているかチェックしましょう。

目を離した隙に起こる「屋内事故」

●転落
転落事故は、ちょっと目を離した隙に落っこちちゃったという事故が多い。公園のジャングルジムから落ちてケガが少なくなった反面、マンションのベランダに椅子を持って行って転落をしてしまうという事故が多くなっています。

この要因として、子供の高所恐怖心が減っているという研究結果もあります。そこにはタワーマンションなどの高層建物が増えているからという側面もあるし、ジャングルジムなどに登る機会が減っているということも考えられます。高い場所からは落ちる危険性があるということも教育しておかなければいけません。

●誤飲
乳幼児の事故で多いのは誤飲です。ひと昔前はタバコの吸い殻が多かったのですが、最近は喫煙率が減った分、事故も減ってきています。その一方で、増えてきているのは薬の誤飲です。つい机の上などに無造作に置いてしまうものですが、子供の口に入ってしまうと危険なものは気を付けてほしいですね。

遊びながら起こる「遊具の事故」

●すべり台
冬場に多いのが滑り台にマフラーをひっかけてしまうこと。公園で動き回る子供をずっと見ておくことは難しいのですが、未就学児についてはやはりできるだけ付き添い見守ることが必要。そしてまた、子供が遊ぶときには”どういう服装をすればいいか”という教育が重要です。

●ブランコ
親として遊具の改善に注視することも必要です。現在遊具はかなり改善されてきていて、昔、箱型ブランコはゆりかごに似ていたこともあって「安全ブランコ」と言われていました。しかし、実際は想定された遊び方をせず箱型ブランコで遊んでいた子供が、ケガをするという事故が多発。そういう環境は改善の必要があり、現在では「重量が大きく危険!」ということで、箱型ブランコはなくなってきています。

監修

明治大学理工学部建築学科教授

山本俊哉

専門分野は都市計画、建築・都市安全学。一般社団法人子ども安全まちづくりパートナーズ代表理事など。著書に『子どもを事故と犯罪から守る環境と地域づくり』(中央法規出版)、『安全学入門』(研成社)、『防犯まちづくり 子ども・住まい・地域を守る』(ぎょうせい)などがある。
HP:yamamoto.lab


Text » FQ JAPAN編集部

FQ JAPAN VOL.42(2017年春号)より転載

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