注目キーワード

インタビュー

プロボクサー・村田諒太選手「父親になって世界に勝てた」

村田諒太

世界で勝つ秘訣は
“弱点”の克服より“強さ”を磨くこと

終始笑顔を絶やさない村田さんだったが、温厚な眼差しが変わった瞬間があった。それは「日本人にとってミドル級は不利なのですか?」と伺ったときだ。

「日本人がミドル級で勝てないなんて、考えたことすらありません。それは欧米人に対する根拠のない劣等感でしかない。僕は勘違いだと思います。チャレンジする限り、誰にでもチャンスはある。ボクシング以外の色々な所で、そういう言い方をされることがありますが、僕は思い込みに縛られたくありません」と力強く言い切った。

「一時期、KOで勝てなかったことがありました。自分の何処が悪いのか、弱点は何処なのかと考えて、ウィークポイントを無くすようなトレーニングをしたのですが、結果はイマイチでした。考えてみれば、ウィークポイントを減らしたところで自分の強さにならない。そこで原点に戻って、僕の強さであるパンチ力とガードの固さ、それに前に出る力を徹底して磨きました。すると、再びKO勝ちできるようになりました。自分のストロングポイントを磨き上げて世界を獲る。そういう自分なら、誰と戦っても勝てると信じています」。

そう目を輝かせた。

父として、プロボクサーとしての想いを語ってくれた村田選手の世界デビュー戦は、5/20(土)に有明スタジアムで開催される。ミドル級での世界王座獲得は20年以上ぶり。また金メダリストでプロの世界チャンピオンは日本人初となる。その勇姿を見届けよ。

DATA

『村田諒太世界初挑戦』

VS アッサン・エンダム(フランス)
日時:5/20(土) 15:00開場、16:00第一試合開始
場所:有明コロシアム
6月1日発行の雑誌『FQ JAPAN』VOL.43(2017 SUMMER ISSUE)では、村田選手の子育て論・愛妻家としてのエピソードを収録したインタビューを掲載!

 

PROFILE

村田諒太/RYOTA MURATA

1986年生まれ。奈良県出身。2010年に結婚し、現在では6歳、3歳の2児の父。中学時代にボクシングを始め、高校では5冠を達成。2004年に東洋大学に進学し全日本選手権優勝。2012年ロンドンオリンピック、ボクシングミドル級で金メダルを獲得。2013年にプロ転向。その後連勝を重ね、激戦階級とされるミドル級での世界戦が決定。

 


Photo » MIHO FUJIKI
Text » REGGY KAWASHIMA

 

 

12

育児アイテム名鑑

アクセスランキング

  1. パパ友の輪が広がりだす!電動アシスト自転車「PAS babby」で変わる送り迎えライフ
  2. 日本人がセックスレスになりやすい理由は? 1年で約140回のギリシャ夫婦との違い
  3. FQ読者が体験!理想の家づくりを成功させる「総合住宅展示場」活用ガイド
  4. 産後のママはどんな状態? 妻を支えるために知っておくべき『産後ケアの基本』
  5. 男だって泣きたい…離婚後に待ち受ける試練とは?
  6. 子供に自信をつけさせるメンタルトレーニング
  7. 1日数時間で!? おむつが外れるトイレトレーニングが凄かった
  8. 【眼科医監修】「目にしみない」は大丈夫!? ベビーソープやシャンプーが赤ちゃんの目に入ったら?
  9. 妻がオンナに変身する18のアプローチショット Part.2
  10. 男が「父親」に覚醒するための10の処方箋

雑誌&フリーマガジン

雑誌
「FQ JAPAN」

VOL.74 | ¥550
2025/3/7発売

フリーマガジン
「FQ JAPAN BABY&KIDS」

VOL.71 | ¥0
2025/3/31発行

特別号
「FQKids」

VOL.21 | ¥715
2025/2/7発売

お詫びと訂正

  第17回 ペアレンティングアワード