会社の飲み会を断る新世代イクメンが増えている!?
2024/06/01
一昔前は上司や取引先の機嫌をとるための「飲み二ケーション」が普通だったが、どうやら今のイクメン世代はちょっと違う。上司の飲みの誘いをキッパリ断り、育児に励むパパが多いということが見えてきた。でも実際のところ、キャリアも心配しているのがホンネのようだ。
付き合いだから
飲むのも仕方ないんでちゅよ〜
働き盛りの時期と育児が大変な時期は重なる。子供が小さいのはほんの一瞬。一緒にいられないのは辛すぎる。一方で、育児を理由に仕事をセーブしたら出世街道から外されることも。
ならば、「家庭も仕事も頑張る!」と周囲に意思表示して、キッチリ成果を出していこう!ウチの会社はまだ昔気
質だから……なんて言い訳しない。自分から働きかけて、空気を変えていかないと。もちろん、たまには妻の了解を経て、飲みニケーションに勤しむのもOK。
大変だけど肩ひじはらずに、できることからコツコツやっていこう。たまに休憩をはさみつつ、ね。
パパになってから飲み会は減った?
父親になったことで、飲み会の回数が減ったのは、全体の約8割強も! その理由は「子供と遊びたいから」「家族といたいから」という回答が多かった。
上司や得意先の誘いを断る頻度
上司や得意先の誘いはなかなか断りづらい。「飲みも必要なときはある!」「家族に理解してもらいたい!」という声が多かった。父親のホンネとしては、仕事でも育児でも成果を出したいのだろう。
仕事仲間との飲み会や接待があるとき困ること
●特になし。
●妻に事前承認が要ること。
●子供とお風呂に入ったり一緒に寝たりできないこと。
●懐が寂しくなること。
●翌日子供と遊べないこと。
●家族の事情でドタキャンすること。
解決への道
会社と家族、それぞれの理解力を高めるべし
<家庭編>
夫婦喧嘩を防ぐために、妻の理解を得る
パパの飲み会ルール集
●事前に連絡すること。
●帰る前に一報すること。
●お小遣いでやりくりすること。散財しないこと。
●酔い過ぎないこと。泥酔しないこと。
●次の日に支障がなく、子供と遊べること。
●お互い飲み会には積極的に参加し、子守をする側は快く送り出すこと。
●いちいち報告しない。
<会社編>
会社にイクメンを理解してもらいながら
同僚や上司の飲み会を断るセリフ集
●いつも仕事で遅いので早く帰れる日は早く帰って家族サービスしたいから。
●子供の入浴があるから。
●子供の保育園のお迎えがあるから。
●家庭(家族)、親戚の用事があるから。
●子供が病気だから。
●共働きだから。
●家で愛する家族が待っているから。
Illustration » HIROSHI KAWAI
Text » TAKESHI TOYAMA
FQ JAPAN VOL.37(2015-16年冬号)より転載