小学生1万人が参加し“プログラミング”の基礎を習得
2016/06/09
2016年5月5日の子ども日、プログラミング教育の普及を目指すスペシャルイベント「Hour of Code Japan こどもの日1万人プログラミング」(主催:一般社団法人みんなのコード)が開始された。140組の親子連れが集まり、多くの小学生たちがプログラミングを体験した。
“ゲーム感覚”で
プログラミングの基礎を体験
子供たちが体験したのは、Hour of Codeのウェブサイトで誰もが利用できるプログラミングのチュートリアル。スターウォーズやマインクラフト、ディズニーなど、子供たちに人気のあるゲームやキャラクターが登場しゲーム感覚でプログラミングを体験できるのが特徴だ。
それぞれのチュートリアルは、15〜20くらいのステージが用意されており、ひとつの課題をクリアすれば次のステージへ進む仕組み。キャラクターを目的地まで移動させたり、ブロックで家を作ったりしながら、遊び感覚でプログラミングの基本概念を体験できるというわけだ。
PC操作に慣れていない
低学年の子供も夢中
イベントに参加した子供たちは低学年と高学年に分かれてワークショップに参加した。低学年ではコンピュータの操作に慣れていない子供も多くいたが、チューターに教えてもらいながら集中して取り組んでいた。
スクリーンの中のキャラクターが思い通りに動いたときは、子供たちも、「やった!」と喜ぶ姿が見られた。いつもはゲームで遊ぶばかりの子供たちであるが、このようなプログラミングの体験を通して、自分たちもゲーム作ることができることを知った。
子供のプログラミング教育は、2020年度を目標に小学校で必修化される方針が既に示されている。その実現に向けて課題は多いものの、今後はプログラミングを学ぶ子供たちもさらに増えていくだろう。Hour of Codeのプログラミングチュートリアルは、無料のサイトなので家庭でも親子で挑戦してみてはどうだろうか。