0歳からの子供部屋づくり
2013/10/09
赤ちゃんといえども、しっかり一人前扱いだ。小さなころから自立心を育むため、そして実はそれだけではなく、子供が出来てからも「夫婦」の生活環境も大切にするという理由もある(さすが愛の国!
赤ちゃんと一緒に寝ない!?
パパの育児先進国のフランスは、子供部屋についてもかなり進んでいるといえる。なんせ、赤ちゃんがママのお腹の中にいるときから「子供部屋」を用意し始めるのがポピュラーな国なのだ。
だいたい赤ちゃんの性別が分かるころから、多くのパパとママが準備にとりかかる。赤ちゃんといえども、しっかり一人前扱いだ。小さなころから自立心を育むため、そして実はそれだけではなく、子供が出来てからも「夫婦」の生活環境も大切にするという理由もある(さすが愛の国!)。
パパとママは、「ポップで元気な部屋」「プリンセスの部屋」などアイデアを出し合い、イメージやテーマを決めて愛情たっぷりの部屋をつくりあげていく。日曜大工が得意なフランス人パパにとって、壁のペンキの塗り替えや壁紙貼りはお手のもの。なんなく自分でやってしまうのだから頼もしい。
家具は、新しく購入するものもあれば、代々受け継いでいるもの、蚤の市で見つけたものをうまく取り入れるなどして、オリジナルな空間を完成させる。欠かせないのはベビーベッドとおむつ替え台。その他、着替えやおもちゃの収納スペースも確保し、赤ちゃんの身の回りのことを子供部屋ひとつで済ませられるよう工夫するのだという。
さて、生まれたころからお世話になっているベビーベッドが小さくなってくると、そろそろ模様替えどき。ベッドをベンチチェアにしたり、おむつ替え台を本棚、収納棚やお絵かきテーブルにしたりすることも。もともと仕様変更が可能なものもあれば、自分たちでリメイクする場合もあるが、いずれにしても物を大切にするフランスらしい素敵な発想だ。
そして、このころになると子供の個性もはっきりしてくるので、それに合わせた色や小物でインテリアを作りかえていく。
こうして子供にとってますます居心地よい場所にすることによって、片付けや着替えも楽しみながら自分でやってもらおう、というわけ。フランスの子供部屋、これは「カルチャー」として、是非真似してみたい!