身体が強くなる!季節の変わり目のベビーマッサージ
2016/02/10
赤ちゃんはとてもデリケート。だからといって、パパが恐る恐るでマッサージをすると、その不安が赤ちゃんにも伝わってしまう。だから、パパもリラックスするのがベビーマッサージの一番のコツ。 直接我が子と触れ合う機会のひとつとして、パパでも気軽にできるマッサージを蛯原さんに教えてもらおう!
環境の変化に耐えられるように
ベビーマッサージで免疫力アップ
暦の上では春……とはいえ、まだまだ寒いこの季節。保育機関などへ通い出す赤ちゃんもいることだろう。環境の変化は、大人にはもちろん、子供にとっても体調を崩す原因となる。赤ちゃんだってストレスは溜まるのだ。
そこで今回、パパに実践してもらいたいのが、胸と全身のベビーマッサージ。「全身をゆらすベビーマッサージは、普段では、まずできない動きなので赤ちゃんがとっても喜んでくれますよ」と蛯原さん。我が子が反応してくれるのは、ベビーマッサージを実践する上で、とても嬉しい瞬間だ。
赤ちゃんにはソフトタッチで。
パパもリラックスするのが大事!
さらに、それぞれの注意点を聞いた。「胸のマッサージは、びっくりしてしまう赤ちゃんもいるので、ソフトタッチを心掛けてくださいね。マッサージ前に、手首ぶらぶらさせて準備運動をするのがオススメです。緊張しているとパパも赤ちゃんも楽しめないので、歌ったりして楽しい雰囲気を作るのも効果的です」。親子で一緒に楽しむこと。これがベビーマッサージの一番の極意なのだ。
なるべく広い範囲で胸のまわりをくるり!
手は自然な形で開いておこう。胸の周りをくるりとマッサージ。なるべく広い範囲にわたるようにするのがコツだ。
胸の筋肉をゆるめて深呼吸ができるように
手は指を揃えて平べったく。胸を開くイメージで両手を左右にすべらせよう。リズミカルに動かすとベビーも楽しい。
赤ちゃんの足を曲げて下半身もほぐす
赤ちゃんの両足を持って、やさしく曲げる。あぐらのような形にしたら、もう片方の手で太ももを抑える。そのままゆっくり足をゆらすと、筋肉が緩んで血行がよくなる。リラックスモードに。
足をゆらゆらゆらすと背中の筋肉がゆるむ
お尻を浮かせないように注意しながら、やさしく足を持って左右にゆらす。足をひっぱりすぎないように注意が必要だ。
蛯原英里(えびはら えり)
ena AMICE代表。1979年宮崎県生まれ。
2001年看護師国家資格を取得。
NICU(新生児集中治療室)に約6年勤務した経験を生かし、ベビーマッサージ講師として活躍。2014年、第1子を出産し、子育てに奮闘中。
http://ameblo.jp/ebihara-eri
Illustration » PANTODAIKICHI
Text » KANA IZUMI
※FQ JAPAN VOL.34(2015年春号)より転載