日本一のパパも悩んだ!父親のトラブル解決方法とは
2015/12/04
父親になれば、家族の将来やワークライフバランスやローンの問題など、悩みが絶えないものだ。日本で最もパパからの相談を受けているといっても過言ではない、NPO法人ファザーリング・ジャパンの安藤哲也さんのイクメン体験談とともに「父親のトラブル解決力」のヒントを紐解いていこう。
小手先のテクニックでは
根本的解決にならない
僕のところへ相談に来るイクメンたちは、道に迷うとすぐ「どっちに行くの?」「どうやって乗り越えるの?」という“答え”を求めます。マニュアル世代の典型ですね。答えは与えられるけど、それはあくまで小手先のテクニック。根本的な問題解決にはなりません。テクニックだけでは父親ロードを前に進み続けることはできないし、新たな悩みが生じた時に対処できないですから。
僕も子供が小学校入学早々、
不登校の問題に……
“父親ロード”にある障害物というのは、父親になるためにクリアすべきテーマ。クリアするたびにマネジメント力が身につき、己を大きく成長させてくれるものです。うちの次男の時なんて、小学1年生の入学早々、いきなり不登校ですから。
目の前の問題をクリアするために重要なことは「すぐに行動する」「目の前の現実から逃げない」の2点です。男は、面倒くさいことからすぐに逃げる悪い癖がありますから。でも、逃げた場合、もっともっと面倒なトラブルに発展していきます。
1枚のファックスが
子供の不登校を解決した
僕がとった行動は、すぐに先生のところに行き、クレームではなく、1つのお願いをしたんです。先生はいわゆるイクメンにも共通する厳しすぎる新任の熱血男性教師でした。「息子を大切に思っていることを手紙にしてファックスしてくれませんか」と頼みました。夜、居間にカタカタとファックスが流れてきて、読んだ息子はニコニコ顔になりました。「明日、学校行く?」と聞くと「行く!」と即答。1日で解決です。