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ブレない父親のためのカメラ「ライカ」

「写真撮影」という行為に、手間をかければかけるほど、切り取られた時間は、より濃密で価値あるものになり得る──そんな事を教えてくれるのが、「ライカ」なのではあるまいか?

“写真を撮る”という行為の意味を教えてくれる。

あの「ライカ」の代名詞ともいうべき「Mシステム」の現行モデルである……と書き始めてはみたものの、スマホ全盛の昨今において、「写真」とは(特別な知識などなくても)誰でも気軽に撮影でき、撮ったその場で確認し、すぐさまメールで送ったりできるもので、場合によっては後から都合良く加工できたりもするもの。本来ここで「ライカ」あるいは「Mシリーズ」を説明するのに必要な「レンズマウント」だの、「レンジファインダー」だのといった単語は、もはや限られた趣味人のための“暗号”で、多くの読者に響かないだろう。
だからこそ、覚えておきたいことがある。本来「写真を撮影する」ということは、かけがえのない「時間を切り取る」ということで、そのためにはさまざまな知識やノウハウも必要(今はヒトの代わりに、高性能なキカイがやってくれるだけ)。そして何より、その瞬間をしっかり生きているという事実こそが必要なのだ。「写真撮影」という行為に、手間をかければかけるほど、切り取られた時間は、より濃密で価値あるものになり得る──そんな事を教えてくれるのが、「ライカ」なのではあるまいか?■

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ライカM7(シルバー)
¥556,500円

伝統のMシステムを採用するフィルムカメラの現行モデル「ライカM7」。高い質感、優れた操作性、文字通り現代の名品。

ライカM9(ブラック)
777,000円

伝統のMシステムを受け継ぎながら、コンパクトなボディにフルサイズ(24mm×35mm)センサーを搭載。「ライカ」の名にふさわしい、まさに世界最高峰の“デジタル”カメラ。

お問い合わせ:ライカカメラジャパン

www.leica-camera.co.jp

(この文章は2012年9月発売「FQ JAPAN」vol.24で掲載された内容です。)

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