少子化対策を企業努力に委ねるな!
2015/04/06
おおたとしまさ氏による月イチ人気コラム2015年3月20日に策定された、2020年までの政府の少子化対策の基本方針となる「少子化社会対策大綱」について考察する。
2020年までの政府の少子化対策の基本方針となる「少子化社会対策大綱」が、3月20日に策定された。中でも以下の5点について考察する。
(1)男性の育休取得率を13%(現状2.03%)に引き上げる
(2)配偶者が出産した直後の男性の休暇率を80%にする。そのために企業には配偶者出産休暇などの新制度創設を要請する
(3)「マタハラ」や「パタハラ」を防ぐために、企業への指導を強化する
(4)6歳未満の子供を持つ男性が育児・家事をする時間を1日150分(現状67分)にする
(5)病児・病後保育の年間利用者をいまの約3倍ののべ150万人にする