働くママが感じている課題は?
マネジメント層の男性による認識との差を調査
2015/01/19
いよいよ、今年4月に本格的な施行が迫る「子ども・子育て支援制度」。制度の施行により、今後、さらなるワーキングマザーの増加が期待されるなか、サイボウズ株式会社では、「育児をしながら働く女性」をテーマにしたネット調査が行われた。
いよいよ、今年4月に本格的な施行が迫る「子ども・子育て支援制度」。制度の施行により、今後、さらなるワーキングマザーの増加が期待されるなか、サイボウズ株式会社では、「育児をしながら働く女性」をテーマにしたネット調査が行われた。
育児をしながら働く女性と、女性たちの現状を目の当たりにしているマネジメント層の男性を対象にした調査では、育児をしながら働く女性にとって課題に感じることとして、「子供と過ごす時間が短い」と挙げる女性が46.0%にのぼる一方で、マネジメント層の男性は24.4%に留まり、男女で21.6%の差が。
また、28.0%の女性が「子供に十分な教育機会を提供できていない」と感じているのに対し、男性は12.4%。男性よりも女性が15.6%上回る結果となり、男女の意識の差が浮き彫りなった。さらに、マネジメント層の男性からは「職場での理解不足」が最も多い回答に挙がり、育児を併行する女性に対して理解できていない部分があると自覚している男性が多いことが分かった。
また、育児をしながら仕事を行う上での課題という質問では、38.8%の女性が「育児中の女性への評価改善」と回答。その他、育児が両立しやすい理想的な制度や環境については、「病児保育や延長保育が充実していること(37歳・女性)」や「自宅で出来る仕事や半日仕事などが多数あればと思う(41歳・女性)」といった、子供が病気になったときの託児所施設や在宅勤務制度などの充実を挙げる意見が目立った。
女性の社会進出に伴い、育児と仕事の両立には大きな期待と注目が寄せられているが、実社会における意識の差はまだまだ改善の余地が伺える。
■調査概要
調査名 :育児をしながら働く女性の働き方に関する調査
調査方法 :WEBアンケート方式で実施
調査対象 :全国の男女20歳以上を対象に実施
有効回答数:500名(育児をしながら働く女性と係長職以上の男性:各250名)
調査実施日:2014年12月8日(月)~2014年12月9日(火)
『サイボウズ未来想研「育児しながら働く女性の働き方に関する調査」』
(2015.01.19up)
Text>>SAYAKA MAENO